夜型愛人専門店 ブラッドハウンドのあらすじ・作品解説
「夜型愛人専門店ブラッドハウンド」は、2003年1月号と2004年5月号の「別冊花とゆめ」、2004年9月号の「花とゆめ」に掲載された、由貴香織里による漫画作品である。2004年にはテレビドラマ化もされ、「ヴァンパイアホスト~夜型愛人専門店~」というタイトルでテレビ東京系列で放送された。 この作品の主人公は、お嬢様高校に通う女子高生の狩野莉音。町内会長の父親と優秀な姉を持つ少女である。 その他の登場人物としては、莉音の親友の相賀志穂子、莉音の高校の生活指導担当教師の駿河、ホテル王・天毎木グループの社長令嬢の天毎木衣華などがあげられる。 莉音の親友の志穂子が突然行方不明となる。莉音は、志穂子が残した1枚の名刺を手掛かりに、ホストクラブ「クランケンハウス」への接触を試みる。巷では吸血鬼による殺人事件が勃発しているが、なんとそのホストクラブの店員は全員吸血鬼の格好をしているのであった。莉音はホストクラブでアルバイトをして事件の真相を探ることにするというストーリである。
夜型愛人専門店 ブラッドハウンドの評価
夜型愛人専門店 ブラッドハウンドの感想
生まれ変わった聖女と吸血鬼物語
由貴先生のゴシックファンタジーが集結しています。一人のギャル女子高生が突然ホストクラブに乗り込んで来たのが話の始まりでした。女子高生は行方不明になった友達を探しにやってきたのですが、実は見当違いで…。しかしそのホストクラブ、周りに十字架がたくさんあって本人たちも十字架をぶらさげているくせに、吸血鬼だったんです。女子高生はその昔、ホストクラブのメンバーと色々あったみたいですが、至高の血と言われていました。女子高生の首にそれだとわかる痣があったことで気付くのですが、なにやら不穏な空気。事件は無事に解決しますが、女子高生の元から姿をくらませたホストメンバーは、また次の事件で再会するのです。他に、女子高生が呪いで男の子になってしまうなんていうショートストーリーも収録されていますので、見どころ満点です。