スコアのあらすじ・作品解説
スコアは、2001年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「おつむて・ん・て・ん・クリニック」「ステップフォード・ワイフ 」のフランク・オズ。出演者は、 ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、マーロン・ブランド。 ニック・ウェルズは、普段はジャズ・クラブの経営をしながら、金庫破りもする男である。慎重で確実な金庫破りの腕を持っているが、そろそろ金庫破りは引退して、ジャズ・クラブの経営のみで暮らしていこうかと考え始めている。 盗品ブローカーのマックスから、ヨーロッパの骨董品の杖を盗むという仕事を持ちかけられるが、乗り気ではないニック。 ある日、ニックは見知らぬ男に道を尋ねられるが、その男はマックスが話していた仕事の内通者のジャック・テラーだった。 マックスとジャックに説得され、最後の大仕事として仕事を受け入れたニック。 一匹狼で仕事をしてきたニックが、切れ者の若者ジャックと組んで困難な金庫破りを実行する、クライム・サスペンスである。
スコアの評価
スコアの感想
映画らしい映画
気持ちいいスカッとしたアメリカらしさ計算されたカットのつなぎによってハラハラドキドキさせられ、ラストの逆転勝ちには気持ち良さがあった。さすがアメリカ映画である。振り返ってみると、そうだったのかと思うことが沢山ある。例えば、下見の際にマンホールを二つ確認していたカットがあり、これが後に主人公のニックをたすけることになるのであり、あの序盤でしっかりと伏線を張っていたことになる。また最後の逆転劇を魅せるのに、ニックが金庫を開けた後に宝をしまうカットを入れずに、すぐに警備員たちがエレベーターに乗っているカットにつないだのが絶妙である。私はジャック同様に思わず騙されてしまった。ジャックに渡した袋に宝を入れた絵が映されていなかったのに不思議とその中に宝が入っているものだと思ってしまったわけである。盗みに入ったシーンではこのカットのつなぎ方以外でも全体にわたって短くサクサクとカットがつながれ、それに...この感想を読む
「アイデアと裏がけ」は「年季と知恵と信用」には勝てない 労働は真面目にやると功をなす
芸達者のロバート・デ・ニーロとエドワード・ノートンが出るので、演技は安心してイライラせずに最後まで集中してみる事が出来ます。ご安心を。 裏家業を引退したい老舗のデニーロさんに、ニューフェイスのノートンさんが、お仕事ご一緒にと、お誘いなさるのよ。これはやる事はやった大人の男にちょっかい出す若いにーちゃんで、不幸の手紙が届いたような展開からふらっと始まります。何でワシの所が判ったんだと怒るおじさん、デ・ニーロの苛つく唇の端が見事です。若いにーちゃんはストーカーのように張り付いて離れません。ゆえにおじさんは根負けして、よしよしとお話に付き合います。と言うのが、ストーリー。若いおにーちゃんはおじさんをトイレの紙の様に使い捨てにしようと致します、が、いかんせんおじさんは苦しい所を生き残ってきたタタキ上げ。青年よ、これからの活躍を期待すると、おじさんは引退の道へと進むのです、引退生活には素敵なパ...この感想を読む