「アイデアと裏がけ」は「年季と知恵と信用」には勝てない 労働は真面目にやると功をなす - スコアの感想

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「アイデアと裏がけ」は「年季と知恵と信用」には勝てない 労働は真面目にやると功をなす

4.54.5
映像
3.5
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
3.5
演出
4.5

芸達者のロバート・デ・ニーロとエドワード・ノートンが出るので、演技は安心してイライラせずに最後まで集中してみる事が出来ます。ご安心を。    裏家業を引退したい老舗のデニーロさんに、ニューフェイスのノートンさんが、お仕事ご一緒にと、お誘いなさるのよ。これはやる事はやった大人の男にちょっかい出す若いにーちゃんで、不幸の手紙が届いたような展開からふらっと始まります。 何でワシの所が判ったんだと怒るおじさん、デ・ニーロの苛つく唇の端が見事です。若いにーちゃんはストーカーのように張り付いて離れません。ゆえにおじさんは根負けして、よしよしとお話に付き合います。と言うのが、ストーリー。 若いおにーちゃんはおじさんをトイレの紙の様に使い捨てにしようと致します、が、いかんせんおじさんは苦しい所を生き残ってきたタタキ上げ。 青年よ、これからの活躍を期待すると、おじさんは引退の道へと進むのです、引退生活には素敵なパートナーも待ってます。 黙ってみている観客の頭に浮かぶ、「にーちゃんは何年くらうのだろうか・・・」 さぁ、皆、がんばって真面目に俺の年まで労働に励めよと言うのがメッセージです。

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他のレビュアーの感想・評価

映画らしい映画

気持ちいいスカッとしたアメリカらしさ計算されたカットのつなぎによってハラハラドキドキさせられ、ラストの逆転勝ちには気持ち良さがあった。さすがアメリカ映画である。振り返ってみると、そうだったのかと思うことが沢山ある。例えば、下見の際にマンホールを二つ確認していたカットがあり、これが後に主人公のニックをたすけることになるのであり、あの序盤でしっかりと伏線を張っていたことになる。また最後の逆転劇を魅せるのに、ニックが金庫を開けた後に宝をしまうカットを入れずに、すぐに警備員たちがエレベーターに乗っているカットにつないだのが絶妙である。私はジャック同様に思わず騙されてしまった。ジャックに渡した袋に宝を入れた絵が映されていなかったのに不思議とその中に宝が入っているものだと思ってしまったわけである。盗みに入ったシーンではこのカットのつなぎ方以外でも全体にわたって短くサクサクとカットがつながれ、それに...この感想を読む

4.04.0
  • masanosukemasanosuke
  • 70view
  • 2099文字
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