ベティ・サイズモアのあらすじ・作品解説
ベティ・サイズモアは、2000年に制作されたアメリカ映画である。 監督はニール・ラビュート。出演者は、レネー・ゼルウィガー、モーガン・フリーマン、クリス・ロック、アーロン・エッカート。 ベティはダイナーで働く気の良いウェイトレス。浮気をしている上にデリカシーのない夫との暮らしの中で、「愛のすべて」という病院を舞台にしたメロドラマを見るのを楽しみにしている。 ある日、ベティは家で夫が殺されるのを目撃してしまう。ショックのあまり現実と虚構の区別がつかなくなってしまったベティは、「愛のすべて」の主人公を本物の恋人だと思い込み、ハリウッドまで会いに行ってしまう。一方、夫を殺した殺し屋がベティのことに気付き、後を追うのであった。 メロドラマに思いを馳せて暮らしていた女性が、事件をきっかけに騒動を巻き起こしながら突き進むコメディ・サスペンスである。 カンヌ国際映画祭脚本賞とゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。
ベティ・サイズモアの評価
ベティ・サイズモアの感想
妄想ぶっとび!
小さなダイナーでウェイトレスとして働くベティは、親切で誰からも慕われている。一方、夫のデルは秘書と浮気をし、隠れてドラッグを捌く、とんでもない男だった。そんなベティの唯一の楽しみは、病院を舞台にしたメロドラマ『愛のすべて』を見ること。彼女は主人公のデヴィッドメロメロで、仕事場でもテレビにくぎづけ。そんなある日、ドラッグ絡みで夫が二人組の殺し屋に惨殺されるところを目撃してしまう。精神の均衡を保てなくなったベティは、自分は看護婦でデヴィッド(グレッグ・キニア)が自分を待っていると思い込み、一路ハリウッドへと向かう。しかし、殺人の現場を見られたことに気がついた殺し屋たちがベティを追いかけ、奔走する・・・。ベティ役のレネー・ゼルウィガーが、なんともキュート。殺人犯役のモーガン・フリーマンも、味がある。精神的に正常ではない女性と殺人犯との駆け引きを描いているのになんとも明るい映画。おすすめです。この感想を読む