今は無理かもしれないけど、いつか同じところに住み、一緒に年をとって、デブになろう。
ジュリアス・キャンベル
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タイタンズを忘れないは、2001年に公開された、実話を基に描かれているアメリカ映画である。監督は、「しあわせ色のルビー」「アップタウン・ガールズ」「SAFE/セイフ」のボアズ・イェーキン。製作は、ジェリー・ブラッカイマー、チャド・オマン。脚本は、グレゴリー・アレン・ハワード。音楽は、「アルマゲドン」「エネミー・オブ・アメリカ」のトレヴァー・ラビン。出演者は、デンゼル・ワシントン、ウィル・パットン、ウッド・ハリス、ライアン・ハースト。 1971年、ヴァージニア州アレキサンドリアで黒人と白人の高校が統合され、それに合わせて黒人と白人混合のフットボールチーム「タイタンズ」も作られることになる。まだ人種差別が根強く残っている地域のために反発が強く、チーム内でも黒人と白人の間では諍いや壁があった。黒人のコーチのハーマン・ブーンが、チームメイト同士で理解し合って団結するために厳しく導き、チームが快進撃を遂げていくスポーツ・ドラマである。
舞台は1971年のアメリカの田舎町。その当時のアメリカは人種差別撤廃が叫ばれるほどの世の中。今とは比べられるはずもなくひどい差別がなされていたようです。しかも都会と比べ田舎は社会変化に順応しにくいため、さらに厳しい状況。住人たちの反対を押し切り、白人・黒人それぞれの高校が統合され、町で唯一関心のあるフットボールチームが誕生する。それがタイトルにもなっているタイタンズ。最初の彼らは黒人だから白人だからとどーのこうのともめて全く練習にならない。だがちょとずつちょっとずつ団結していき、黒人白人も関係なくひとりの人間としてぶつかり合って州の大会を勝ち進んでいく話。感動アリ、涙アリ。ひとつのことに打ち込んで勝利を掴んでいくさまは見ものです。
ジュリアス・キャンベル
人種差別が根強く残る1970年代。ヴァージニア州に誕生した白人黒人混合の高校フットボールチーム。いがみ合い、争いの絶えないチーム、学校、地域社会。 そんな中、白人チームのリーダーであるデリーが交通事故に…病院に駆けつけた黒人チームのリーダー、ジュリアスがベッドに横たわるデリーに語りかける名シーンでの言葉。