ダンサー・イン・ザ・ダークの評価
ダンサー・イン・ザ・ダークについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が10件掲載中です。
各項目の評価分布
ダンサー・イン・ザ・ダークの感想
作家の責任とは・・・
ビヨークが好きで、試写会で学生の頃、観ました。カトリーヌ・ドヌーブまで出演する贅沢な作品かと思いきや、衝撃の走る作品です。衝撃を与えたいためだけに作ったのでは?と思わせる、謎の作品だと思います。ある意味、今でもわたしのトラウマ映画の一つです。あれから十年以上も経ちますが、当時、なぜこの作品を作者が作ったのか、理解できませんでした。しかし、今となってはもはや理解したくないとすら感じるところがあります。というのも、そのためには、ひどい作品を思い出さないとならないためです。まず、救いようのない弱者なだけでなく、愚かさを与えられた主人公の設定にイライラさせられます。それから発砲してしまう場面で、変にリアルなカメラワークを用いる手法も、大画面で見ていると酔いました。あれ、いったい、誰の目線なのでしょうか!?救いようのない悲劇の連続にももちろん腹が立ちます。社会の暗さや人生の生き難さを描くとしても...この感想を読む