ベタに運ぶ若い大人の恋愛に見せかけて、深いテーマ
美しい音楽での幕開けトム・ウェイツのピアノの美しい、声の渋い歌で夜のニューヨークの街が映されながら始まりますが、ブライアンが泥酔している原因こそが映画の導入部です。カトリック教会の神父のブライアンと、ユダヤ教のラビのジェイクは幼馴染で、宗教は違えども2人ともそれぞれ神に仕える大親友です。そこに共通の幼馴染、アナ・ライリーが戻ってきて再会します。これが、二人のあこがれだったアナ・バナナ。このアナ・バナナが、特に美人というわけではないと思うのですが、シンプルにまとめたファッションや髪型も総合してとても魅力的でした。てきぱきハッキリしたキャリアウーマンで、二人とも彼女に惹かれていきます。しかしブライアンはカトリックの神父、結婚どころか恋愛すら許されていない彼は職業を間違えたかと悩む一面も。一方ジェイクもユダヤ教のラビ、結婚相手はユダヤ教徒しか許されていません。一線を越えてしまう聖職者と越えない...この感想を読む
3.03.0
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