The bundle,that's family
アルヴィン・ストレイト
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ストレイト・ストーリーは、2000年に公開されたアメリカ・フランス映画である。監督は、「イレイザーヘッド」「ブルーベルベット」「ワイルド・アット・ハート」のデヴィッド・リンチ。脚本は、ジョン・ローチ、メアリー・スウィーニー。音楽は、「ツイン・ピークス」「隣人は静かに笑う」のアンジェロ・バダラメンティ。出演者は、リチャード・ファーンズワース、シシー・スペイセク、ハリー・ディーン・スタントン、エヴェレット・マッギル。 娘と暮らしている73歳のアルヴィン・ストレイトは、足腰を悪くしてしまい歩くのにも難儀しながら生活をしていた。ある日、何年も絶交状態の兄が心臓発作で倒れたことを聞き、隣の州に住む兄の家へ訪れることにする。しかし、車の免許を持っていないストレイトは、なんと小さなトラクターに乗って出発するのだった。 1994年に起きた実話を基に描いた、ハートウォーミング・ドラマである。 ニューヨーク映画批評家協会賞にて主演男優賞、インディペンデント・スピリット賞にて主演男優賞を受賞した。
平和で平凡な映像とキャラクターによって展開されますが、映画を観終わると気持ちがすっとする気持ちの良い作品です。杖なしでは歩けない静かなおじいさんアルヴィンが、音信不通だった兄が脳卒中で倒れた知らせを聞いたことから会いに行くことを無言で決断します。心配する娘に対して十分に説明することなく行動に移してしまうことで余計に心配させてしまいます。何か物思いにふけ、セリフではなく表情で語ることによって、過去に兄との間に何があったのか、お互い年を取りあと何年生きられるか考えた時やり残したことはないか、娘の心配を理解してはいるが年老いても親は自分である、等の思いを想像して受け手によって話の形が変わっているのではないかと思います。唯一運転できる芝刈り機が動かなくなるという地味なトラブルもありながら、出来る範囲内でベストを尽くすアルヴィンがとても愛おしく応援したくなります。アルヴィンにとって厳しい道を乗り...この感想を読む
アルヴィン・ストレイト
妊娠がわかり家出をしてきた少女と出会い、焚き木一本を少女やそねか家族に例え、束にした時に折れにくくなる、それが家族の絆の強さだと伝える場面。翌朝少女は薪木を束に縛り、家に帰っていった。