野性の証明のあらすじ・作品解説
野生の証明は、1978年に公開された日本映画である。監督は、「新幹線大爆破」「君よ憤怒の河を渉れ」「人間の証明」の佐藤純彌。出演者は、高倉健、中野良子、夏木勲、薬師丸ひろ子、三國連太郎。 集落で大量殺人事件が発生し、たまたま近くにいた自衛隊特殊工作隊員の味沢が犯人の男を殺害するが、犯人の娘の長井頼子が、その瞬間を目撃してしまう。異常な恐怖を体験したことから、事件の記憶がない頼子を、味沢が引き取って本当の娘のように育てる。 やがて頼子は予知能力などの不思議な力を発揮するようになり、味沢が専門家に相談すると、辛い事件の事を思い出しつつある兆候だと言われるのだった。 集落の殺人事件の犠牲者の妹と知り合った味沢は、彼女と大きな陰謀を暴いていくことになり、自衛隊や国家をも敵にまわした孤独な戦いへと発展していく。 戦車などを使用して大規模なロケが行われたアクション作品であり、自衛隊特殊工作隊員としての葛藤や頼子への思いなど、様々な要素が詰め込まれたエンターテイメント大作である。
野性の証明の評価
野性の証明の感想
角川春樹事務所の「犬神家の一族」「人間の証明」に続く、第三作目の映画「人間の証明」
「野生の証明」は、角川春樹事務所の「犬神家の一族」「人間の証明」に続く第三作目の映画で、原作は森村誠一、監督は佐藤純彌で「人間の証明」と同じコンビで、原作は当時150万部の大ベストセラー。 原作者の森村誠一は、原作のあとがきで「この作品では現代における野生というものをテーマとしたが、同時に犯人に工夫を凝らした。私としては本格推理小説を書いたつもりである。真犯人は最初の数ページの間に登場する。読者がこれが真犯人と思った者は真犯人ではない。終章で真犯人を明らかにする」として、部分犯人という考え方と関連する別件を並行ではなく、垂直的に構成し、A事件の犯人(?)が、B事件の探偵になるという工夫が凝らされています。 このA事件である岩手県風道部落での13人の大量殺人と、B事件である東北羽代市での地方のボスとの対決では、一丁の斧が野性の凶器になっています。 この原作の小説には、推理をするヒントがないので、発刊時に...この感想を読む
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