ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのあらすじ・作品解説
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアは、1999年に公開されたドイツ映画である。監督は、「アドレナリンEX」「THE BOXER」のトーマス・ヤーン。音楽は、ゼーリッヒ。出演者は、ティル・シュヴァイガー、ヤン・ヨーゼフ・リーファース、ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ、モーリッツ・ブライプトロイ。 マーチンとルディは病で入院し、病室で出会った。マーチンは頭に大きな腫瘍があり、ルディは骨肉腫だった。余命宣告を受けた若い二人は病室で語り合う。「天国の流行を知ってるか?」「雲に腰かけて、海の美しさを語り合うことさ」。死ぬ前にまだ見たことがない海を見ようとこっそり病院を抜け出して盗んだ車で旅立った二人。ところが、盗んだ車にはギャングの大金が詰め込まれていたため、警察も巻き込む思わぬ事態に発展していく。 ドイツで動員数350万人の大ヒットとなったロード・ムービーである。 2011年にBlu-rayが発売された。
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアの評価
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアの感想
あの曲はまだか!まだなのか!!!
あの名曲をどこで入れてくるのかワクワクくしながら再生ボタンを押した。とくに目新しいキャラクターが出てくるわけでも突飛な脚本でも無いが、限られた残りの命の期間を対照的な二人が半ばやけくそで旅をする。どうせ終わりが見えている人生ならいっそハチャメチャに過ごしてやろうではないか、と。軽快に進む話のおかげで、彼らの絶望的な病気の事など忘れ、でこぼこコンビのロードムービーに口元がほころぶ。マフィアに追われていても、どこかコミカルで緊迫さは感じさせない。目視できる範囲に死を見据えていながら、ここまで積極的に享楽を求められるのか。色々吹っ切れたこの二人は強い。海を見たいという動機だけの始まりがだが、そこから始まる楽しげな逃避行も、二人を蝕み続けている病の事を思うとなんとも切なくなる。しかしこちらが感じている哀愁などおかまいなしに二人は進み続ける。いつか来る終わりの日などクソ食らえだと言わんばかりに。...この感想を読む
心温まるロードムービーとボブディラン
ボブ・ディランの同名楽曲がテーマになっている、余命宣告された二人の男が織りなすロードムービーです。「天国への扉を叩く」というタイトル通り、死を間近にした若い男が、ギャングの車と金を奪って、好き放題やります。そのさまは死への哀愁を感じさせるどころか、非常に爽快で、本当にこの二人は不治の病なのか?などと思いますが、そう思った時にちょうど血痰を吐いたりして、やはり死が近いことを思い出させます。「生きているうちにやっとくべきこと」について考えさせられる映画でしたし、だからと言って卑屈にならず、常に明るい気分で見れる映画でした。登場人物もみんないい人。そして、最後はボブ・ディランのあの歌声が聞こえてきます。設定は悲しいのに、見た後なぜか元気になれる、とても良い映画でした。
男2人のロードムービー
余命短い男2人が、死ぬ前に海を見たいということで、病院を抜け出し、ベンツを盗んで海を観に行くお話です。運の悪いことにこのベンツがギャングの車で大金が積まれていて、ギャングに追われる羽目になってしまいます。主人公の余命が短いとはいえ決して悲観的な空気はなく、あまりに都合よく運びすぎて苦笑いも出ますが、まぁいいかと思える映画です。大体余命短いのに、2人とも全然病人に見えないのはどうかと思うのです。ギャングにとっ捕まってもうダメかと思ったら、親分が許してくれるのも、そんなにギャングって温くないだろーなのですが、でも、まぁ、いいか。さらっと軽く楽しめる、良作です。
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