ゴースト&ダークネスのあらすじ・作品解説
ゴースト&ダークネスは、1997年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「プレデター2」「ジャッジメント・ナイト」「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」のスティーヴン・ホプキンス。出演者は、マイケル・ダグラス、ヴァル・キルマー、バーナード・ヒル、トム・ウィルキンソン。 舞台は1898年のイギリス領の東アフリカ。イギリス政府が東アフリカでの鉄道の建設を進めている中、ジョン・パターソン大佐が橋の建設のためにアフリカへと派遣されることになる。アフリカに憧れていたジョンは、期待に胸を膨らませて出発するのだが、アフリカには現地の人々も恐れる2頭の人喰いライオン、ゴーストとダークネスがいた。人間の行動を見透かすように出没して残虐に襲う2頭に悩まされたジョンは、腕利きのハンター、チャールズ・レミントンと共に2頭と戦っていくのだった。 「明日に向って撃て!」「ミザリー」の脚本家として知られるウィリアム・ゴールドマンが、アフリカ旅行中に知った実話を基に書いた作品である。 アカデミー賞にて音響編集賞を受賞。
ゴースト&ダークネスの評価
ゴースト&ダークネスの感想
面白く観られる
アフリカを「開発」すると欧米が躍起になっていたころは、こんな騒動もいろいろあったんだろうと思います。バル・キルマーがヒーローというよりは、与えられた仕事を全うすべく、一生懸命になっている若者として出演していることもいいですね。なかなか実力のある俳優さんだと思っているので、ヒーロー役に徹することなくいろいろやってもらいたいです。恐怖の対象が、恐竜や宇宙からのモンスターではなく、普通のライオンであるのに「来るぞ、来るぞ」という恐怖を感じさせる演出もいいと思います。観ているほうには「その策略はまずい、絶対にまずい。」とわかる気がするのですが、ハラハラしながら最後まで楽しめる映画です。ライオンが必要以上にモンスター化されていないのもいいと思います。
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