リバティ・バランスを射った男の評価
リバティ・バランスを射った男についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
リバティ・バランスを射った男の感想
西部劇の挽歌をつづる名作
無法者リバティ・バランスを射った男としてランス(ジェームズ・スチュワート)は政治家として名を挙げて、上院議員にも選ばれた。しかし実際には物陰からバランスを撃ったのはランスの友人・トム(ジョン・ウェイン)だったという、西部劇神話ともいうべきストーリーを、ジョン・フォード監督は見事なタッチでみせてくれる映画です。西部劇の挽歌ともいうべきかもしれません。無法者たちがいたアメリカもランスが活躍するようなアメリカに変化してゆき、西部劇の中で語られるようなガンマンもインディアンの襲撃もなくなってゆき・・・。というこの西部への郷愁ともとれるテーマが繰り返し映画の中で語られてゆきます。まさにジョン・フォード監督の名作の一本です。