昼顔の評価
昼顔の感想
フランスらしいといえばそうかな
ちょっと難しい感じで理解がしにくい作品だとは思います。特にラストシーンが私には理解できないのですが、雰囲気がよいことと、フランス的だなあと感じられるので好きな作品ではあります。どんなに善良な人間にでも、心の奥底に隠しておく秘密というものがあるだろうということが感じられる仕上がりだと思います。中流階級の(あるいは上流の下)貞淑な若奥様という顔と娼婦という裏の顔を持つようになった主人公の二重生活は「夫にばれないだろうか」という後ろめたさよりも、主人公に温かみを添えるような気がします。ドヌーヴがとてもきれいです。上品で美しい彼女だから表裏のある若妻役が嫌味なくできているのかもしれません。