ハロー・ドーリー!のあらすじ・作品解説
「ハロー・ドーリー!」は1969年アメリカ公開の映画である。監督はハリウッド黄金時代を築いた人気俳優でもある、ジーン・ケリー。原作はソーントン・ワイルダーの同盟ミュージカル。第42回アカデミー賞で美術賞他3部門を受賞した作品。ミュージカルの舞台をそのまま映像化したようなセットは豪華絢爛、大掛かりなパレードシーンやアクロバティックなダンスシーンは、アメリカニュージカルの黄金期を楽しませてくれる質の高いエンターテイメント作品。舞台はニューヨーク、主人公ドーリーをバーブラ・ストレイサンドが演じる。ドーリーはかつでは夫と不自由ないゴージャスな生活を送っていたが、夫の死後は倹しい生活を送っていた。しかし元来明るく世話好きでおせっかいな性格の彼女は、人の縁をとりもつ職業として結婚仲介業を営んでいる。彼女の顧客である郊外の田舎街で工場を営む男ホーレス、彼の姪の縁談をとりもつ中で、ドーリー自身のホーレスへの想いが膨らんでゆく。ドーリーや彼女をとりまく男女の恋の行方は…。