チャタレイ夫人の恋人のあらすじ・作品解説
「チャタレイ夫人の恋人」は1995年公開(1993年制作)のイギリス映画である。監督はケン・ラッセル。2006年公開のパスカル・フェラン監督作品「レディ・チャタレー」の前作で同原作の映画化された第2作目にあたる。原作は日本でもその翻訳本が「わいせつ」か「芸術」かで波紋を呼び最高裁で争うほどの話題となったイギリスの作家D・H・ローレンスの小説「Lady Chatterley's Lover」。当映画は1993年にイギリスBBC放送の4時間ドラマとして制作されたものを縮小して映画化された作品。主演のコンスタンス・チャタレーにジョエリー・リチャードソン、監督のケン・ラッセルも父親リード卿の役で助演している。結婚後間もなく第一次世界大戦に出征し、下半身付随となったチャタレイ卿はイングランドの緑深い屋敷でとその若く美しい妻コンスタンス(コニー)と暮らしていた。しかし、その肉体と心の痛みから傲慢さと苛立ちを募らせる夫。冷酷な現実から焦燥感を募らせる妻は、やがて道ならぬ愛に溺れていく。
チャタレイ夫人の恋人の評価
チャタレイ夫人の恋人の感想
美しい映像と複雑な背景
原作はスキャンダラスな扱いを受けて何やらいやらしい本のようにされていることの多いお話ですが、本当はそんなことはありません。 ということでこの作品もイギリスの美しい風景とともに主人公の心の葛藤が表現されている宝石のような作品だと思います。性描写も過激ではなく、もともとそれに焦点を合わせているわけではないので、純粋で複雑な恋愛ストーリーとしてもおススメです。階級社会のイギリスならではのセリフが随所にみられ、そのあたりも主人公夫妻のすれ違いを象徴しているように思います。映像化の関係からか、原作にあるようなそれぞれの登場人物の詳しい背景の説明はありません。 観る人の知識と想像力が必要になることもあるのではないかと思います。そんなことを抜きにしても、大人の女性が見たらいろいろと考える作品だと思います。
チャタレイ夫人の恋人に関連するタグ
チャタレイ夫人の恋人を観た人はこんな映画も観ています
- 俳優
- フォレスト・ウィテカー、他
- 俳優
- ジョニー・デップ、他
- 俳優
- ヒュー・グラント、他
- 俳優
- シャーロット・ランプリング、他
- 俳優
- アンソニー・ホプキンス、他
- 前へ
- 次へ