もうひとりのシェイクスピアの評価
もうひとりのシェイクスピアの感想
「私が聞きたかったのは。たった一人の拍手」
「シェイクスピア別人説」に基づくifの物語シェイクスピアといえば、直筆原稿が残されていないことなどから、数々の戯曲を書きあげたのは田舎出身で教養もない”ウィリアム・シェイクスピア”本人ではなく、誰か他の人物なのではないか、という論争がなんと18世紀から今まで続いていることでも有名ですよね。この作品は、そんな「シェイクスピア別人説」のうちの一つ、シェイクスピア=オックスフォード伯説を軸にしたもの。「もしもこの人が〇〇だったら…」というようなifの物語が大好きな私にとっては、この作品はシナリオもしっかりしていて、とても興味深く面白い一作でした。公開当時、そこまで話題にならなかったような…?という印象ですが、観た人にはわかる、この面白さ…。観た後、歴史モノの映画が好きな友達・ミステリ映画好きの友達に勧めても、積極的に観てもらえなかったのが残念でなりません…!芝居を嫌悪すると同時に芝居の持つ力を恐れ...この感想を読む