アルタード・ステーツ/未知への挑戦のあらすじ・作品解説
アルタード・ステーツ/未知への挑戦は、1979年に制作された映画で、ケン・ラッセル監督作品である。主演はこれが映画デビュー作となるウィリアム・ハートとブレアー・ブラウン。 精神心理学者エドワード・ジェサッブは、人類進化の起源を探るための研究・実験を行っている。具体的には、幻覚作用を持つ薬物を用いた上でアイソレーション・タンクと呼ばれる装置に入り、感覚の遮断を行うことによって細胞の記憶を辿ろうと試みていた。その研究の最中に出会った人類学者のエミリーと結婚した彼は、研究を中断。二人の間には娘が誕生する。しかし、研究を諦めきれない彼は、家族と別れてメキシコへ向かい、禁断の幻覚剤を手に入れ、更なる実験を行うのだが……。 幻覚剤によるトリップ、そして映画の後半で実験がもたらす肉体の変化を表現する映像・音楽が印象深いSFカルト映画である。 映画に登場するアイソレーション・タンクは実在する装置であり、それを開発したジョン・C・リリー博士及びその研究が、この映画のモデルとされている。
アルタード・ステーツ/未知への挑戦の評価
アルタード・ステーツ/未知への挑戦の感想
最後の20分でB級になる
結構奇抜なことをするケン・ラッセル監督の「アルタード・ステーツ~未知への挑戦」です。話は神を信じられなくない、マッドサイエンティストの大学教授が人間の意識の始まりまで退化していこうとする話です。まぁ、1979年の作品なので思いっきり当時のカウンターカルチャーの影響を受けています。アイソエーションタンクは実在しますし、SFとしては中々面白いテーマです。薬物で変性意識状態になろおうというのは、シャーマニズムではよくある話ですね。テーマはいいのですが、SFとしては三流でした。ホラーとしても三流以下ではないでしょうか。映画の結論や途中の猿になるシーンとか奇才とか言われてるけど、外連なだけで、キューブリックとか本物ではないなと感じました。色々面白かったのに最後の20分で残念になりました。
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