第三の男のあらすじ・作品解説
第三の男は、1949年に製作されたイギリス映画で、第二次大戦後のウィーンが舞台になっている。カソリック作家のグラハム・グリーン脚本、監督は、キャロリー・リード、撮影はロバート・クラスカーが担当している。 アメリカの西部劇作家のホリィ・マーティンスは親友のハリー・ライムから仕事の依頼を受けウィーンにやってくるが、ライムは交通事故ですでに死亡しており葬儀に出る。ハイムが薬の闇取引きを行う悪人だと知らされ、友人の真実を調べる事にする。ハリーの恋人アンナと知り合い、真実を究明していくと第三番目の人物の存在が明らかになっていく。マーティンスは何者かに脅かされ、証言をした門衛が殺され犯人だと疑われる。アンナがパスポート偽造で拉致された後ライムを見つけ真実を知る事となる。アンナと引き換えにライム逮捕に助力し、下水道の中での銃撃戦でライムは命を落とす。ライムの葬儀が行われアンナはマーティンスの前から去っていく。 第3回カンヌ国際映画祭ではグランプリを獲得し、1950年のアカデミー賞では撮影賞を受賞した。
第三の男の評価
第三の男の感想
白黒でも美しく面白い
タイトルだけで内容が思い出されてしまう名作です。第二次大戦後のドイツで連合国に占領状態であるウィーンが舞台です。かつての親友に会いに来た主人公は、イギリス人のMPや周囲の人間から親友が事故死し、また過去に後暗い闇商売に従事していた事実を知らされます。信じられない主人公は独自に調べようとする中、死んだはずの友人が現れます。闇商売が原因で多数の被害者を出していたために警察に追われる身であり姿を隠していたわけです。親友のもたらした闇商売の害悪のひどさを知ると、主人公は過去の感情を捨て去って親友を警察に売る側にたちます。下水道の追跡シーンの中、親友は銃弾に帰らぬ人となります。映像シーンには所々古い点がありますが、最後の追跡シーンは白黒ながら圧巻です。キャラやテーマや名台詞が決まっていますし、歴史に残るだけの完成度を誇ります。白黒ですが問題なく十分に楽しめる作品です。
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