君の瞳に乾杯
リック・ブレイン
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「カサブランカ」は、1942年公開のアメリカ映画である。(日本では、第二次大戦後の1946年に公開されている。) フランス領モロッコの都市を舞台にして、ハンフリー・ボガート演じるアメリカ人のリックと、イングリッド・バーグマン演じるイルザとの間に芽生えたラブ・ロマンスを中心に、ドイツに抵抗する市民を描いた作品である。また、外交的な孤立政策であるモンロー主義の伝統があるアメリカにおいて、反枢軸国的な主張を盛り込んだ戦時下のプロパガンダ映画であったという側面もある。 1943年にアカデミー作品賞・監督賞・脚本賞を受賞しており、主演男優賞・助演男優賞・撮影賞・編集賞・作曲賞にノミネートされている。また、ニューヨーク映画批評家協会賞の主演男優賞・主演女優賞にもノミネートされている。 主演のハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンによる数々の名シーンや名文句は、非常に有名となり、後の映画に大きな影響を与え、数多くのパロディ作品を生んでいる。
この映画を一言でいうならば『ボギー、かっこ良すぎる・・』かな。映画スターによる名画の見本のようなもの。ボギーの男象はこの作品以降、映画はもちろん様々な所で描かれております。それだけの圧倒的なカッコ良さがあります。それだけでも見ごたえありますが、それだけで終わらないのがこの映画の魅力!。脚本も良く展開を飽きさせません。また、白黒映画でありながらもスリリングな映像。勢いありますので時間を感じさせない楽しさ!・・・・最後までヒヤヒヤと手に汗を握る楽しさがあります。ボギーの『カッコよさに対する』イングリッドバーグマンの清楚な女性の『かわいさ』・・・魅力あります。
元は第二次大戦のための戦意高揚のために作られたと言われている映画です。そのせいか反ドイツのプロパガンダ的なものは前面に出ています。しかしながらそれを抜きにしても一個の映画作品として名作に仕上がっています。第二次大戦下のモロッコで酒場を営んでいるリック。かつての恋愛で失敗したことが心の傷として今も残っているのですが、なんと当の相手が自分の経営する酒場にやってきます。しかも交際している活動家の青年と一生です。彼らを脱出させるのに手をかすか、自分の愛を優先させるか。緊迫する状況の中でリックは「男の決断」をとります。主人公のリックのかっこよさが目立つ作品です。ハードボイルドの主人公のようにいなせで、男らしく、それでいて洗練もされています。
リック・ブレイン
パリにいた頃の恋人だったイルザと二人でシャンパンで乾杯する回想の場面で使われている。 またラストの場面、飛行場でリックからイルザへの別れの言葉として再びこの言葉が使用されている。回想シーンでは恋人への愛を語る言葉として、ラストシーンでは愛する女性の幸せを願う言葉として使われた名言
リック・ブレイン
リックがしつこく絡んでくる女性をあしらうために言った言葉
ルノー署長
リックとの会話の中で、フランス人でありながら征服者であるドイツの手先とならなければならない立場の中でもプライドを失っていない事を暗に示すセリフ