激突!のあらすじ・作品解説
1971年に製作されたアメリカのテレビ映画。「未知との野遭」「ジョーズ」のスティーヴン・スピルバーグの無名時代の作品で、1973年の第1回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得。「ヘルハウス」「トワイライト・ゾーン」で知られるSF作家で脚本家のリチャード・マシスンが原作、脚本を担当している。 平凡なセールスマン、デイヴィッド・マンは、借金取りたてのためハイウェイを飛ばしていたが、前方を塞ぐ旧式の大型トレーラーにイラつき追い越した。が、相手は乱暴に彼を抜き返し、前方でわざとゆっくり走るなどしたため、2台はカーチェイスのような状況に。けれど、マンが思っていたより相手はしつこく巧妙で姿も見せず、彼は次第に追い詰められていくが…。 主人公マンを「警部マクロード」(TVシリーズ)のデニス・ウィーバー、姿の見えないドライバーをキャリー・ロフテイン(スタントマン)が演じている。ちなみにマンの車は”プリムス・ヴァリアント”、トレーラーは40トンの”ピータービルト281”であった。
激突!の評価
激突!の感想
共感のできるスリル
タイトルは見かけたことはあったのですが、今になって初めて観てみました。今となっては映像や劇中の雰囲気などだいぶ古さを感じますが、思ったより普通に最後まで観れました。ストーリーっぽいものはなく、ある日突然、運悪く出くわした出来事を切り取った感じの映画ですが、しかし車に乗ったことのある人なら何となく共感できるような恐さを描いています。特に後半あたりの、追い回してくるトラックにかなり差をつけて逃げれたかと思ったら、車が・・・という演出はとても危機感があり面白かったですね。あれでもう詰んだかと思ったら、それでも地形を利用しギリギリ逃げ続ける主人公の姿にハラハラしました。今観ても楽しめる作品だと思います。
迫り来る謎の運転手!
簡単に言えば追跡ものです。カーチェイスとパニック映画が一つになったものと言っていいかもしれません。明快に「これがテーマ」といったものはありませんが、強いて表現するなら「迫りくる怪物トラックの恐怖!」です。たまたまよくある車線の煽りあいのはずが、巨大トラックから執拗に追跡されることとなります。最後まで相手の正体も分からないし、こっちが音をあげてわびをいれようにも、誰がその運転手かも突き止められません。なすすべがないまま、逃亡しようにもやはりどこまでも追ってきて本気で殺されそうな感じです。このあたりの追いつ追われつデッドヒートが核となっています。パニック映画としても記念碑的な評価がある一作です。
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