仁義の評価
仁義についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
仁義の感想
友情を縦糸に、裏切りを横糸に、意地と仁義の男の世界を描いた「仁義」
フルスピードで飛ばしてきた車が、西マルセイユ駅に着いたところから、この映画「仁義」は幕を開ける。 駅では、パリ行きの夜行列車が発車寸前。 車から降りた二人の男が、列車まで懸命に走る。 しかし、二人の姿が何となくぎこちない。 よく見るとお互い手錠で繋がれているのだ--------。 この「仁義」は、発端からこのような犯罪ムードとサスペンスを画面いっぱいに漂わせながら展開していく。 決して会ってはならない5人の男-----。 それが運命の糸に操られて、のっぴきならない対決へと追い込まれていく。 友情を縦糸に、裏切りを横糸に、意地と仁義の男の世界が、息もつかせぬサスペンスのうちに、織りなされるのだ。 「いぬ」「サムライ」「影の軍隊」と、常に厳しい規律と仁義に生きる男たちの世界を描き続けてきた、フランス映画のフィルム・ノワールの名匠ジャン・ピエール・メルヴィル監督が、オリジナル脚本を書き下ろした傑作だ。 外国映画にし...この感想を読む