家族のつながりは消えないけれど それでもいつか離れる時はくる 一緒に過ごせる時間は思った以上に短いかもしれない だからせめてそばに居られる間は あきれるくらい一緒にいたっていいじゃない
沖康子
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ヤスコとケンジは、アルコ原作の日本の少女漫画である。『デラックスマーガレット』(集英社)に読み切り版が掲載された後、『別冊マーガレット』に掲載された。2008年7月から9月には、日本テレビ系でテレビドラマ化され、人気を博した。 若くして両親を亡くした、元暴走族総長で現少女漫画家のケンジ。12歳年下の妹である女子高校生・ヤスコを守ることに命をかける妹思いのケンジが、日常で事あるごとに口出しするため、たびたび兄妹喧嘩が勃発している。そんな二人の前に現れたのが、元レディース総長で、花屋のエリカとその弟・イケメン高校生の純。エリカはケンジへの想いとは裏腹の言葉でいつも罵倒している。そんな一方でヤスコは純に一目ぼれしてしまう。不器用ながらまっすぐなケンジとなかなか素直になれないエリカの恋、そして、ヤスコと純の恋がどうなるのか、二組の恋を追いながらハートフルな家族愛や絆を描く、ホームコメディーが展開されている。
少女漫画だけど少年漫画的、登場人物の役割分担もユニークヤスコとケンジの著者アルコさんの漫画は、少女漫画でありながら思い切った少年漫画的ギャグ要素があり、性別問わず抵抗なく読める面白さがある。そのため、ヤスコとケンジは実写ドラマ化もされており、「中性的漫画」と言える。アルコさんの作品の特徴に、暴走気味な主役とそれをクールに見つめる脇役という面白い対比があり、ヤスコとケンジではヤスコの思い人椿純がクール役になっていて、他の登場人物はほぼ暴走していると言える。その暴走具合と、その暴走を憎みきれない様子で冷静に見守っている椿純がいいバランスを保ち、温かい人間関係を作っている。この対比が絶妙な漫画として、河原和音さん原作、アルコさん作画の「俺物語!!」が挙げられ、天然気味の主人公を主人公の親友がクールに見守っているという手法がとられている。思い切り崩れた絵やぶっ飛んだ展開が魅力的ヤスコとケンジで...この感想を読む
ある日、ケンジに見合い話が舞い込みます。年頃だし、そろそろ考えたほうがいいかもね。たしかに。しかも見合い話がくるっていうのは、すごくいいことだっていうよね。その人の人柄が認められているってことだしね。ケンジ好き9年の元レディース総長エリカは大ショックです。しかも見合い相手の茜は超強烈キャラで・・・というお話になっています。こんなに面白い少女漫画はめずらしい・・・というくらい笑えます。もう少女漫画ではなくギャグマンガの域に達してるんじゃないかと思います。そこが魅力のひとつです。あと、ヤスコとケンジの兄弟愛もすばらしい。ケンジのヤスコに対する愛情がとても伝わってきます。
よみがな:つばきえりか 生年月日:8月25日 年齢(作品時):24歳 血液型:O型 身長:179センチ 星座:おとめ座 性別:女性 国籍:日本 物語上での目的:主人公ヤスコの恋の応援、ケンジに告白すること 職業:花屋
沖康子
預かっていた中国人の赤ちゃんを両親のもとに返すときに、子供に無関心な両親にもっと赤ちゃんと一緒にいてやってほしいとお願いする際の康子のモノローグ
沖康子
兄の悪口を言う青田に対し、守るものがいる人は強いのだと諭すシーン