A man who doesn't spend time with his family can never be a real man.
ドンコローネ
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一度の鑑賞で評価を下すのは無粋!本作に関して、「一度の鑑賞で評価を下すのは無粋」という言葉を投げかけたい。中には「これを評価しておけば映画通と思われるだろう」と下心満載で評価している人もいるだろうし、反対に「これを評価して映画通と思われたいだけだろう」という天邪鬼もいるだろうが、これは評価する・しないだとか、映画技術の云々だとか、そういった瑣末な尺度を超越してしまった壮大な作品なのである。「家族愛」という単語では括り切れぬ悲しき一家の物語本作を評価する際に「マフィア同士の絆が格好良かった!」「家族愛の話で意外と泣けた!」という文を多く目にするが、もう一歩踏み込んで考えてみたい。この映画の最たるポイントは、「大きな力を持つコルレオーネファミリーの変遷・衰退」という内部事情と、「資本主義社会のアメリカで崩壊していく在米イタリア人の家族愛・苦悩」という外部事情が完璧なバランスで噛み合っている...この感想を読む
言わずと知れた、映画会の不朽の名作の一つであるフランシス・フォード・コッポラ監督に寄る「ゴッドファーザー」の第一作目です。まぁ、ここまで有名な作品に説明はもはや無用ではないかとも思われるのですが、まぁ、アメリカに根付くイタリア・マフィアのファミリーの抗争、生き方を描いた映画です。まぁ、なんといっても出てくる奴、出てくる奴それぞれ悪そうなんですが、全員イタリアの伊達男なので無駄にかっこいいです。役者の存在感が際立つ作品だと思います。初代ドンである、マーロン・ブランドの演技は特に凄みはありますし、若いアル・パチーノがドンに成長していく演技も素晴らしいですね。
ドンコローネ
ドンコローネが、彼に頼み事をしに来た歌手に対し「家族と仲良くやっているか」という旨の質問をした直後のセリフ。家族との絆を大事にするドンコローネの信条がよく表れており、彼が他人を見定めるとき信頼に足る人間かどうかの基準となっている。