ルードヴィッヒ革命の評価
ルードヴィッヒ革命についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
ルードヴィッヒ革命の感想
華麗で残酷なおとぎ話
残酷で、キレ者で、残念な王子様主人公のルードヴィッヒ(ルーイ)王子は、「死体好き」(初期)や「巨乳美女好き」という、女性から嫌われそうな設定である。しかし、あまりにも自由な振る舞いや、ダメ王子っぽさ全開の言動を見ていると、「まぁ、いっか」と思えてくるから不思議である。別に、イケメンだから許されているというわけではない。巨乳好きという設定なんてどうでもいいくらい、ストーリーの出来がいいのだ。むしろ、巨乳美女好きの王子様でなければ、白雪姫(ブランシュ)を強引に連れて帰ることもなかっただろうし、あくまで脇役のアマーリエに興味を抱くこともなく、残酷グリム童話の世界に入り込むことすらできなかっただろうから。あまりにも残酷で救いのない物語だからこそ、ちゃらんぽらんなキャラクターが必要なのだ。これがもし真面目すぎるだけのイケメン王子様なら、微塵も面白くなかっただろう。同作者の『ゴッドチャイルド』など...この感想を読む