ガス燈の評価
ガス燈についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ガス燈の感想
美しい映像と女優が織りなす心理サスペンス
元々戯曲だったものを映画化した、イングリッド バーグマン主演の心理サスペンス。白黒ゆえの映像の美しさが際立つ映画で、イングリッド バーグマンの姿を観ているだけでも眼福なのですが、ストーリーもスリリングで古い映画ですがとても面白いです。夫の策略で「自分はおかしいのではないか」と不安に苛まれる妻の役をバーグマンが熱演して、アカデミー賞を受賞しました。バーグマンはあまり演技がうまくないと言われていましたが、この映画を観れば分かる通りそんなことはなく、とても表情豊かないい女優さんです。夫がいなくなるとガス燈が暗くなり、戻ってくる頃明るくなるという演出も巧いです。心理学用語の「ガスライティング」はこの映画(戯曲)から取られたそうです。