白鳥麗子でございます!のあらすじ・作品解説
白鳥麗子でございます!は1987年から1991年に講談社コミックMINIに連載された鈴木由美子原作の日本の少女漫画である。コミックスは全7巻。1989年第13回講談社漫画賞少女部門受賞した。 主人公白鳥麗子は美人でお金持ちのプライドが高いお嬢様。幼いころから思いを寄せている哲也を追いかけて高校卒業と同時に下田から東京へ上京する。プライドが邪魔して、なかなか素直になれない麗子だが誤解も解け、晴れて哲也との同棲生活を開始する。単純で思いこみが激しい麗子だが哲也を一途に思う様子がコミカルに描かれている。麗子の他にも恋敵かきつばたあやめや友達の京子と高田君カップルなど個性豊かなキャラクターも登場し飽きのこないラブコメディになっている。 コミック発行部数は約115万部で、この作品は中高校生を中心に爆発的人気となり社会現象となった。1989年鈴木保奈美主演、1993年には松雪泰子主演でテレビドラマ化され1995年には映画化もされている。
白鳥麗子でございます!の評価
白鳥麗子でございます!の感想
お嬢様マンガのパイオニア
「大富豪のお嬢様でありながら」という設定の新鮮さ富豪のお嬢様や御曹司を主人公に据えたマンガはたくさんあるけれど、このマンガほどその「お嬢様」と「本来の性格」のギャップが楽しめるマンガはあまりないと思う。「有閑倶楽部」も「花より団子」もいいのだけれど、やはり私はこちらの作品の方が好みだ。主人公白鳥麗子は大富豪のお嬢様なのに、好きな人には一途で純粋で一生懸命なところが感情移入しやすく(実際彼女の行動の多くがわかるわかるとうなずけるものだった)、プライドは高いのだけれどそのプライドの方向が違うことによって自らが墓穴を掘ったり、後悔しているところがかわいらしくもあり。哲也くんにせっかく告白されたのに振ってしまうところは、程度の違いこそあれ女性なら理解できるところだと思う。純粋すぎるゆえに二人のベッドインも美化しすぎて結局できていないところは、なんともおもしろく可愛らしい(本人は出来ているつもり...この感想を読む
ドラマやってましたよね
ずいぶんずいぶん昔にドラマでやってたのが面白くて(確か松雪泰子)マンガも手に取りました。もう高飛車――――!!!な麗子様が逆に空回りしてる感じが面白くて実は素朴で純粋で天然入っててかわいい麗子様❤「あぁー。ばっかだなー」と思いながら読みました。でも本当は1巻の途中までしか読んでなくて…。ちょっと絵が苦手だったんです。本ひらいたときもちょっとガチャガチャしてて読みづらくてマンガの白鳥麗子様を初めて拝見した時は「なぁーんだ、全然美人じゃないじゃん」みたいな小さな衝撃もありました。(ほんとごめんなさい!)松雪泰子がキレイすぎたのでしょうか。正直「絵がダメだからドラマになったのかな」すら思ってしまいました。