他人(ひと)を羨むな!!他人(ひと)を羨むってことは自分を否定するってことだ!!
梅星政司
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WORSTは、2001年から2013年にかけて月刊少年チャンピオンにて連載された作品で、著者は高橋ヒロシである。1990年から1998年にかけて同じく月刊少年チャンピオンにて連載されたクローズの続編で、単行本の累計発行部数は2800万部にも及ぶ。 クローズでのメインキャラクターの4歳下の世代に焦点を当てており、不良男子高校生たちの抗争や友情、学生生活が描かれている。主な舞台となる鈴蘭高校は、「カラスの学校」の異名をもつ地域随一の不良高校で、数々の伝説的な不良が在籍していた。鈴蘭高校は不良男子高校生の間では“男を磨く聖地”と呼ばれている一方、出身者の大半がまともな道を歩むことができず、卒業後はまともな就職先がないなどの問題も抱えている。主人公の月島花は、携帯電話の電波も届かないような圏外から鈴蘭高校へ入学し、自分の実力を試すために一年戦争に参加する。いつも笑顔で仲間思いの月島花を中心とした仲間達の、熱い友情や抗争が見所である。
圏外から来たダークホースが番長を目指すWORSTの前作品「クローズ」鈴蘭の伝統を受け継ぎ、携帯電話通信圏外から来た男「月島花」が番長を目指すストーリーですが、この「WORST」というタイトルがこの物語の全てを表しているように思います。「WORST」とは「悪い順位」となりますが、喧嘩をする事自体が悪でありつつも喧嘩の強さだけでなく、男としての真の強さは何かを表現しているように思います。 前作のクローズでは鈴蘭だけでなく、武装戦線や鳳仙学園といった同世代の悪達の中での最強を決めるという目的が全面に押し出されていましたが、今回の「WORST」では熱い思いを持ちながら 10代という青春期のリアルな悩みを通して最強とは何かを考えさせる為のメッセージ性が強かったように思います。強いだけでは一番になれない鈴蘭に入学する為に引越して来た月島花は梅星家に下宿する事になり、そこで、迫田、蓮次、寅之助、拓海と同居する事になる訳です...この感想を読む
花って名前が可愛いですが、田舎から出てきたこの男は優しくて強いです。下宿先の双子のおっさんのキャラの濃さが面白かったです。大笑いしてしまいました。一発で強者たちを倒していく姿は、読んでいてスカッとします。喧嘩の前がコントのようで面白いです。アホやけど、性格悪くて暴力振るっている感じじゃなくて、仲間を大事にしていて良いです。花が下宿先で同居人に、何故喧嘩するのかという問いに、暴力はいけないとは思うけど血が騒ぐから戦うみたいなニュアンスのことを言うシーンがありました。面白いです。本物の乱闘とか怖ろしくて見れたもんじゃないので漫画で読むぐらいがちょうど良いです。
梅星政司
喧嘩も強く男気がある他の下宿仲間たちと体格も小さく度胸がない自分を比べて「世の中不公平だ」と言った寅之助を叱咤した言葉。
金山丈
鳳仙の美藤秀幸との喧嘩の一騎打ちの前に金山丈が放った言葉
月島花
二年生の大善努が先輩の花や迫田に自分の悩みを口にした時に花が言い放った言葉