ヤマトの火のあらすじ・作品解説
ヤマトの火は、星野之宣の原作漫画である。1983年週刊ヤングジャンプ38号から51号で連載され、単行本全1巻を刊行しているが、未完で終了した。その後、原作者の星野之宣自身によるヤマトの火のリライト作品「ヤマタイカ」が、月刊コミックトムで連載されており、完結している。 星野之宣は［2001夜物語」や「宗像教授伝奇考」など伝奇ミステリーを描く漫画家として知られている。 舞台は古代日本。日本人はどこから来たのか、どんな源流を持っているのか、歴史的な史実や日本各地の神話や伝説、古くから伝えられる言い伝えに残存する習俗までを含めて日本の古代の姿を探ろうとする。 ある日、死んだ父親が遺したのが「火の民族仮設」、主人公はこの仮説を追って北海道から沖縄までを旅することを決める。キーポイントとなるのが仮説に記されている火山。日本の火山をめぐる中で主人公はあることに気づくのだった。魏志倭人伝にある卑弥呼や邪馬台国とは一体何だったのか、卑弥呼の子孫は存在するのか。
