奥浩哉短編集 黒のあらすじ/作品解説

奥浩哉短編集 黒のあらすじ・作品解説

奥浩哉短編集黒は、1999年5月に集英社より発売された「黒」5編、「缶」、「へん」4編、「宿」、「変」2編、「観察日記」が収録された奥浩哉の漫画短編集 「黒」は、残酷な天使に導かれて不条理な迫害を受け続ける父親のグロテスクで壮絶な戦い。「缶」は、悪魔が魔界から缶を人間界へ落とした事で始まる缶蹴りを使った大量虐殺の話。「へん」は、「変」のリメイク。性行為をしたために、粘膜感染し性別が逆転するお話。再度異性（元の姿で言うと同性）と性行為をすると相手に移す事が出来る。「宿」は、美少女宇宙人に寄生されたオタク男の話。 「変」は、TSFに属するジャンルの漫画。作者の代表作の一つである変[HEN]は、奥浩哉短編集「赤」収録の「嫌」が原型である。また、著者の自己申告によると、揺れる乳首の残像をトーンで表現したのはこの作品が元祖。「観察日記」は、口うるさい美少女優等生冴木を拉致し、強姦・洗脳・日々の記録をつけていくお話。

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