ウソを、もう泣かなくてもいいようにウソをついてあげたい。
ちせ
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最終兵器彼女は小学館ビッグコミックスピリッツに連載された高橋しんの漫画である。コミックスは全7巻と外伝1巻。テレビアニメ化もされており、「この星で一番最後のラブストーリー」というキャッチコピーがつけられている。 北海道で暮すシュウジとちせは、ちせの告白によりシュウジと付き合うことになる。ぎこちないながらも、交換日記をしながら、二人は愛をゆっくりと深めていくが、そんなある日、なぞの敵からの空襲を受ける。戦火から逃げるシュウジは敵と戦うちせの姿をみた。背中に鋼鉄の羽を生やし、巨大な武器となった腕をもつ「最終兵器」と化すちせを。ちせの力は戦争が激化していくにつれて暴走し始め、ちせの肉体や精神は人間とかけ離れたものになっていく。壊れていく世界と、何もできない自分、愛さえも壊れていく中、シュウジはちせを連れて街を出る。 ゲーム化、実写映画化もされている人気作となっており、原作、アニメ、映画それぞれのラストシーンは全く異なったものとなっている。
冒頭の衝撃的なシーンこの物語は、いきなり札幌の町が空襲されるところから始まる。そして現れる体半分が武器になった少女。この少女の戦闘能力は他のものと次元が違い、故に「最終兵器」と呼ばれる。という荒唐無稽とも思われる設定の物語がここまで読ませる力を持っているのは、徹底したリアリティを感じることができるという理由に他ならない。主人公の少女ちせがなぜ選ばれ最終兵器と改造されたのか、どこの国と戦っているのかということは、最後まで明らかにはならない。それよりも、ちせと彼氏であるシュウジの思いや苦悩、とても些細な幸せを大切にしているような二人の恋愛がメインに描かれている。そして、高校生なら誰でも感じる恋や切なさ、相手のことを考えるときや一緒にいるときの幸せ。そういうことがどれほど大切なことなのかと言うことがこれでもかというくらい描かれるので、ついつい感情移入しすぎてしまったりもする。そしてこのような...この感想を読む
突飛なSF設定だが・・・それを描き切った作者は神か最終兵器が彼女・・・。どんな話だよと思って読んでみました。文字通り、普通の女子高生である彼女が軍事兵器(しかも最強の最終兵器)として改造され、有事に駆り出される突飛なSF設定。招集がかかると、人目をはばかりながらも、背中から羽をはやして、道端から飛び立っていきます。このような突拍子もない、突飛過ぎてギャグかと思うレベルのSF設定ですが、人体の改造や戦っている敵(戦争なのか、エイリアンの侵略なのか、日本が攻めているのか、守っているのかという事など)については詳細が解説、描写されておらず、片鱗が見える程度の描写しかありません。(Wikipediaには、細かい設定の解説がありました。)にもかかわらず、読み手がその世界観に入って想像し考察していくことで、ある程度明確に作品の世界をイメージすることができてしまうから不思議です。また、「何が起こっているのかよくわか...この感想を読む
不器用だけど確かな愛高校生の付き合うって、まだよくわかんない頃のギクシャクした感じの、でも確かにそこに愛がある。なりゆき、度胸試しで始まった恋人同士思春期らしいえっちな悩みもあったり、、、お互い好きなはずなの相手を傷つけてしまったり、でも好きなのに上手くいかなくて毎日彼氏と登校したくて地獄坂を毎日必死で歩くちせが可愛い!ごめんね。が口癖でちょっとドジでのろまなちせと、ぶっきらぼうですぐアホっていっちゃうシュウジ。昔ながらの交換日記が物語が進むにつれてどんどん切なく苦しくなっていく。伝えたくても伝えられない思いが交換日記に詰まっていって、開いたときにはもう止まらなくなる、、、兵器になった彼女戦争が始まってしまった北海道が舞台の漫画彼氏のシュウジが見たのは体から武器のついた彼女の姿傷だらけでお仕事(戦争)に行く彼女を見送るシュウジ。心臓に出来た大きな傷を見てシュウジが泣いてキスするシーンは...この感想を読む
ニックネーム:死神悪魔化け物 身長:147cm 性別:女 住まい:北海道 所属:自衛隊 性格:ドジとろく気が弱い 口癖:ごめんなさい 成績:中の下 座右の銘:強くなりたい 得意な科目/苦手な科目:世界史/英語
ちせ
世界戦争が悪化し、どんどん地球が滅亡に近づいていきます。 小さい頃、世界が終わるなんて信じてなかった自分に対して発した言葉です。 ウソでもいいから、守りたいものや大切な人に、せめて今は安心して欲しい、という優しさが表れていると思います。