トーマの心臓の評価
トーマの心臓についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
トーマの心臓の感想
花の24年組の代表作。
少女であったならば、是非読みたい、萩尾望都 先生の名作。トーマ・ヴェルナーはある日、ユリスモール・バイハンに手紙を残し自殺する。しかしその自殺の原因はユリスモール(ユーリ)自身にありショックを受ける。そして目の前にトーマの顔にそっくりなエーリク・フリューリンクが転校してくる。ユーリはエーリクにトーマの影を見る・・・。詩的でまるで文学のような作品です。少年たちの心の動き、繊細な感じが作風から伝わってきます。コマ割りに囚われない、少女漫画独特の心情を表わした作風はこのころから現れたのでしょうか?他の24年組の方々の作品も読んでみるとよりこの作品が楽しくなるかもしれませんね。