ハーロック・サーガ ニーベルングの指環のあらすじ・作品解説
「ハーロック・サーガ ニーベルングの指環」は、松本零士の漫画を原作とするOVA作品である。 DVD全6巻で構成され、監督は竹内啓雄が担当した。 この作品はリヒャルト・ワーグナーの書いた楽劇「ニーベルングの指輪」をモチーフに制作されており、今作は、第四部まである原作のうちの「第一部=ラインの黄金」をアニメ化したものである。なお、作中のBGMとして、ワーグナーの楽曲が多く取り入れられている。 とある日、死滅した小惑星を調査していたトチローとエメラルダスのもとに、伝説の魔女ミーメからの知らせが届いた。なんと、宇宙を支配するとされる黄金を守っていた惑星ラインが、謎の盗賊たちのよる襲撃を受けているという。急いで向かうトチローたちであったが、時既に遅し。ラインの黄金は、盗賊たちに盗まれてしまっていた。この重大な危機に瀕して、二人はハーロックと合流し、奪われた黄金を追う。これは、全宇宙の命運を懸けた、ハーロックたちと盗賊たちとの壮大な戦いを描いた物語である。
ハーロック・サーガ ニーベルングの指環の評価
ハーロック・サーガ ニーベルングの指環の感想
主人公は誰なのか!?
メーテルの登場「銀河鉄道999」登場人物であり、永遠のヒロインであるメーテルが登場するのは、ファン目線として、嬉しいポイントだと感じました。あまり物語本編に影響のあるような出演ではありませんでしたが、その一瞬でも嬉しいものだと思います。観る側のテンションの上がらせる場面です。しかし、登場の仕方が中途半端だったのが、とても悲しい部分でした。1話に渡って、登場してくれて良かったように思います。メーテルの役目は数分で終わってしまうので、出番を少なく感じさせます。また、この場面においては、メーテルである必然性は一切なく、誰でも成り代わることができたように思えます。メーテルを登場させる為、意図的に当てはめた印象を強く受けます。ただ、台場正という少年との組み合わせは、哲郎とメーテルの構図と重なる部分があり、映像としてそこを狙った場面のように感じました。個人的には、メーテルが物語に喰い込んでほしかっ...この感想を読む