太陽の王子ホルスの大冒険のあらすじ・作品解説
「太陽の王子ホルスの大冒険」は、1968年7月から劇場公開されたアニメーション映画である。制作は東映動画(後年、東映アニメーションに名称変更)。監督は高畑勲で、これが初監督作品である。脚本は深沢一夫。場面設計・美術設計として、また原画担当のひとりとして宮崎駿も参加している。上映時間は82分。制作期間は3年である。 この作品は文部省選定作品であり、タシケント国際映画監督賞を受賞している。 「太陽の王子ホルスの大冒険」の物語は、太陽の剣を手に入れた主人公のホルスが、父親のもとを離れて旅立つところから始まる。悪魔グルンワルドに襲撃されている村にホルスがたどりつき、ヒロインのヒルダや村人などと協力して奮闘し、ついにグルンワルドを倒す様子が描かれる。キャラクターの声を担当した役者は、主人公ホルス役に大方斐紗子、ヒルダ役に市原悦子、グルンワルド役に平幹二朗、岩男モーグ役に横内正、ガンコ爺さん役に東野英治郎などである。
太陽の王子ホルスの大冒険の評価
太陽の王子ホルスの大冒険の感想
スタジオジブリ作品の原点といえるでしょうか!?
オープニング曲に!オープニング曲で制作に関わったスタッフが紹介されており、時代を感じさせる作りの劇場アニメです。しかし、紹介されているスタッフに驚きの人物の名があり、意外性は抜群でした。宮崎アニメでお馴染みの宮崎駿さんです。本編を振り返れば、作画のイメージや、冒険活劇という内容は「未来少年コナン」「天空の城ラピュタ」を彷彿とさせるものがあります。宮崎駿さんにとっても、アニメ制作の原点といえる作品であったのは間違いないと考えられるのです。劇場公開されているのは1968年で、約50年前のアニメ作品といえます。そう考えると宮崎駿さんもそうですが、オープニングに名を連ねていたスタッフは、現役から引退されているか、相当のご高齢であると考えられます。当時は若手だった宮崎駿さんも、現役引退を発表されており、感慨深いものがあります。オープニングをみるだけで時代の移り変わりを感じることができます。物語冒...この感想を読む