機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079の評価
機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079の感想
安易な感動を拾いに行きすぎ! 一年戦争秘録のドライなスタイルはどこに消えた?
楽しみにしていたIGLOO第二期、ふたを開けてみるとあれれ? MS IGLOO第一期の一年戦争秘録は戦争のひとコマをドライかつリアルに切り取って見せる手法がとてもよくできていた。技術屋の目線から戦場を見て、その不条理、悲哀、良いものへのこだわりを持つ人間達の美しさなど、いろいろな要素が丁寧に書き込まれていた。何と言っても従来のガンダムとは違い、直接戦闘に参加しない人間の視点であることや特定のヒロイックな人物がクローズアップされ過ぎない事、などが新しかった。しかし、今回の第二期は、どうしたんだ? と言いたくなるような方向転換をしている。主人公であるマイ中尉とキャディラック特務大尉が直接話に絡んできて、キャラ色が明確に濃くなった。更に誰もが知っている一年戦争のクライマックスに主人公たちが組み込まれ、展開の予想がつくものになってしまった。それによる功罪を、以下で細かく分析していこう。キャラ色...この感想を読む