人生のリノベーションだ
アレックス・カーヴァー
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映画レビュー数 5,784件
評価が分かれる作品。年齢が上がるほど共感度が上がる? 久しぶりにいい映画を観た、と思った。まず、キャストがいい。言わずと知れた名優モーガン・フリーマン。妻役に数多くの作品に出演してきたダイアン・キートン。彼女の姪で不動産業を営むリリーを演じているのが大人気だった某テレビドラマシリーズでお馴染みのシンシア・ニクソンというのもツボだった。 だが、他の視聴者のレビューを見てみると、評価が分かれているのがわかる。心温まるよい作品だったという評価がある一方、退屈だ、内容が薄いといった低評価も。個人的な意見だが、この作品はある程度年齢がいった人のほうがおもしろく観れるのではないだろうか。40年連れ沿った夫婦の間に起こった様々な問題と、その根底に流れる情愛。ニューヨークの不動産事情や、住み慣れた家を手放すということ。長年共に暮らした夫婦が新婚の頃と変わらず、互いを尊敬しいたわり合うことのできる素晴らし...この感想を読む
タイトルから期待したが。。ニューヨークに住みたいとか、ニューヨークの街に住みたいとかいう気持ちがあれば、このタイトルならとても見たいと思うはずです。でも、中身はどちらかというと期待はずれです。ストーリーの骨格をいえば、老夫婦がこれまでのいろんな人生を経験し、苦難を乗り越えてきたなかで、そろそろ人生の終局を迎えるころになって、40年も住んだアパートを手放し、もう少し新鮮な、あるいは、自分たちにあったマンションを探すために、今のアパートを売ろうとするのだが、結局、そんなことする必要がない、今のままでいいのだ、と気づくという作品です。まあ、ありきたりですし、実際、作品のシナリオをもありきたりです。ほとんど何も起こらない映画です。そして何より、ニューヨークの街のすばらしさとか、暮らしの素晴らしさとか、ほとんど、フィーチャーされてません。ごく普通の、他の映画でも良く見るニューヨークの風景描写にと...この感想を読む
アレックス・カーヴァー
長年住んできた家を手放すのを躊躇っているとき、前に進む一歩として妻を励ますときの言葉。