カッコカワイイ宣言!のあらすじ・作品解説
ブログ『地獄のミサワの女に惚れさす名言集』でおなじみ、地獄のミサワ原作の『カッコカワイイ宣言!』は、3分程度の短編アニメ作品でありながら、2010年と2011年の二度に渡ってアニメ化された。 原作は、集英社の発行する漫画雑誌『ジャンプSQ.』にて4年以上連載され(タイトルはアニメと同名の『カッコカワイイ宣言!』)、原作コミックス第一巻の発行部数が25万部を突破するほどの人気作である。2014年に完結、単行本は五冊発行された。 かっこいい男子やかわいい女子しか登場させないことを作者が宣言しているが、ブログなどの作風からわかるように、登場する全ての人物の顔のパーツが中央に寄っている。 アニメ化の際には、当時の人気アニメ『けいおん!』秋山澪役の日笠陽子や『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけ役の矢島晶子など知名度のある声優を起用しており、絵柄に対して豪華すぎる声優をキャスティングしたことでも注目を浴びた。また、音響監督が洋画の吹き替えもこなす有名声優である藤原啓治が務めたことでも話題になった。
カッコカワイイ宣言!の評価
カッコカワイイ宣言!の感想
中央に寄った顔がジワジワくる
全体的にキャラクター太め(笑今どきのアニメキャラクターとは一線を画す登場人物たちで、とても斬新な印象があります。そして、顔のパーツを思いっきり中央に寄せている絵の特徴も面白いです。それだけのことで、ジワジワとボディーブローのようにくる笑いがあります。また、登場人物に個性的な特徴をそれぞれ割り当てられているのも、現実社会にもいる「変な人」をそのまま登場人物の個性にしているように感じられます。しかも、数秒でそれぞれ登場人物を紹介する場面を差し込むことで、どんな人物なのか分かりやすく、アニメ作品そのものを受け入れやすいです。そして、そこからどのような展開をしていくのかワクワクさせてくれて期待が膨らみます。さらに、その期待を超える結末があることで、大きな笑いとなり、アニメ作品全体の魅力となって構築されているように思います。また、ほぼ美少女キャラクターがいないことも、「カッコカワイイ宣言!」の特...この感想を読む