ウサビッチのあらすじ・作品解説
本作品は日本のショートアニメーションである。 舞台は1961年のソビエト連邦。ワケあって刑務所に入れられた二羽のウサギ「プーチン」と「キレネンコ」、カエルの「レニングラード」、ヒヨコの「コマネチ」など魅力あふれるかわいらしいキャラクターが登場する。 このアニメーションはCGで、1話の時間がたったの90秒であり、キャラクターたちが話すセリフはほとんどない。主にBGMや効果音によって構成されている。 2006年に「シーズン1(全15話)」、2007年~2008年に「シーズン2(全14話)」、2008年~2009年に「シーズン3(全14話)」、2011年に「シーズン4(全13話)」、2013年に「シーズン5(全13話)」、そして2015年には「ウサビッチZERO(全5話)」が制作された。各DVDはポニーキャニオンより発売されている。 この作品は2006年に文化庁メディア芸術祭短編アニメーション部門に入選している。
ウサビッチの評価
ウサビッチの感想
会話がなくても面白い
2羽のうさぎの真逆さがいいプーチンはどっちかっていうと物凄く大人しいというか優しい子なんですよね。ちょっと臆病なところもあるけど、そこがまた可愛いというか。ちょっとのことに敏感に反応するから大変そうだなとは思いますけどね(笑)その反応の仕方も「うほっ」ってまるで去るみたいな感じの声を出して顔を真っ青にするからまたいいんですよ。っていうかプーチンの罪状が何ていうかかわいそうっていうか、仕事を一日さぼっただけで、3年も牢屋に入れられるって結構な横暴だと思いますよ。でも舞台がソビエト時代のロシアだから納得っちゃ納得ですけどね。それにキレネンコのことを信頼しているというか頼りになるからなんでしょうけど、常に一緒にいますからね。彼に何かあった時には助けようと必死になるところなんかもう愛すべき存在だと思いますよ。キレネンコもプーチンのことをなんだかんだ気にかけている節があるっていうか。弟みたいな感じに...この感想を読む
予想以上の人気
この作品はアニメというより映像作品と言った方があるいはいいかもしれません。セリフらしいセリフはほとんどなく、内容のほぼすべてを動作、音、シチュエーションだけで表現しています。しかし内容自体は下手なギャグアニメなど比べものにならないほどに面白いです。どこかの国から抗議がこないかとヒヤヒヤさせる名前の主人公二人を中心にそれぞれマイペースで暮らしながらも、周りで巻き起こるシュールな状況に笑わされてばかりでした。特に大抵のお約束である、ラストにクラシックを流しながらもオチをかっさらっていくキレネンコというシーンが実に大好きです。しかしこの作品が始まって以来のファンではあるのですが、まさかここまで一般受けするとは思いませんでした。
好きなキャラクターはコマネチ
ウサビッチにハマったきっかけは、ロフトでエンドレスに流れていたDVDを見たこと。思わず体を動かしたくなるあのリズムが大好きで、DVDを揃えました。真面目で小心者のプーチンと、スニーカーが大好きでキレると手におえないキレネンコ。この2人(匹?)が一緒に収監されている刑務所が舞台になっています。私が好きなキャラクターは、ヒヨコのコマネチ。刑務所の仕事を通じて知り合ったコマネチは、ヒヨコでありながらオカマ。うっすらと髭が生えていたり、女の子のような恥じらいをしたり、そのネタが本当におもしろい!だから好きなのは、第6話「面会の時間」。コマネチのお母さん(お父さん?)との再会は感動もの。それを面白くするキレネンコにも是非注目。
ウサビッチの登場キャラクター
キレネンコ
所属:死刑囚 性格:並大抵のことでは驚かない極度のマイペースだが、自分のペースを崩されるとブチキレて怒り狂い、尋常ではない怪力で暴走する。 特徴:赤と白の横ストライプ模様の囚人服を着たウサギで体毛はピンク。左の耳に安全ピンを1つ刺している。 価値観:靴のことばかり考えている 趣味:シューズコレク...