ブレンパワードのあらすじ・作品解説
ブレンパワードは1998年4月8日から11月11日まで、WOWOWのスクランブル放送にて配信されたアニメ作品。「機動戦士Vガンダム」以降、監督業から身を退いていた巨匠・富野由悠起氏5年振りの監督作である。 謎の巨大生命体オルファンの発見により、オルファンを移民船として宇宙へ向かおうとする人々が集結。彼らはリクレイマーと呼ばれ、オルファン出現と同時に現れたオーガニック・プレートから生まれたロボット状生命体アンチボディを戦力にしていた。一方、オルファン浮上による天変地異により、沿岸都市機能は麻痺し人類の多くが難民となっていた。この事態に対し国連は箱舟となる戦艦ノヴィス・ノアを建造、オルファンに反発するアンチボディを戦力とし、リクレイマーに抵抗する。 その状況下、リクレイマーの中心人物である伊佐美夫妻の息子・伊佐美勇は、オルファン内に廃棄されていたアンチボディと心を通わせ脱走し、ノヴィス・ノアへと向かっていた…。
ブレンパワードの評価
ブレンパワードの感想
変わってるけどクセになる作品。
女性達の全裸がひたすら映り続けるオープニングは、リビングで家族団欒で観る作品には向いてないですが、作中には性的描写が少ないので安心して下さい。機動戦士ガンダムの富野監督の描く、濃厚な世界では、少年少女がブレンパワードというロボットに搭乗し自分の信念を持って闘います。人間の愛憎が存分に描かれた世界で、少年少女に希望を与えたいという監督の思いがじわじわ伝わってきます。ただ、全体的にわかりにくい作品で、低年齢には向いていないです。少々エヴァンゲリオンを意識した、中高生から大人に向けたロボットアニメで、作中には親への憎しみを抱える10代の子供達が多く登場します。物語は美しくという概念を捨て、登場する大人達は欲にだらしなく生々しい姿を子供にさらしていきます。それは現代の中高生達から見える大人の姿そのままなのかもしれません。大人にとっては、身を正したくなる作品だと思います。声優は舞台俳優からの起用が...この感想を読む
冨野好きのかたは是非見て下さい
ブレンパワードはWOWOWで放送された「ダンバイン」や「ガンダム」シリーズでお馴染みの冨野由悠季さんによるアニメ作品です。全体の雰囲気としては、家族や生物に焦点が当てられており、どこか明るい雰囲気でにぎやかな感じで物語が進行していきます。ロボットが単純なロボットではなく、「意思を持った」だけに留まらないもっともっと生物的なものとして描かれているのが特徴です。冨野さんの作品といえば、最終決戦後は両軍ともに疲弊しきった感じになったり、登場人物が精神崩壊したりと、どこかもの悲しさが漂う終わり方をするものが多いと思いますが、この作品では珍しく(?)ハッピーエンド的な終わり方をしています。全体として見ていて気分が明るくなるような作品です。
えちくないよ
ゲーム、スーパーロボット大戦シリーズにも参戦したブレンパワードの第1巻です。この作品はロボットものというよりエヴァに近い生体ブレンとそれに乗り込むキャラクターたちのお話です。ちなみになぜかパッケージが全裸だったり、OPのときに流れる絵が女性キャラばかりが全裸で出てきたり、よく聞くとOPの歌詞がエロかったりしますが、別にそういう作品ではありません。さて、この作品富野由悠季さんが監督を務めたこともあり全体を通して人間不信になるような部分があります。こんなに人が裏切るアニメもなかなかないように感じます。また、音楽は菅野よう子さんが担当し、BGMもOPも非常に良いと思います。特にOPのIN MY DREAMはアニソン史に残る名曲だと思います。
ブレンパワードの登場キャラクター
伊佐未勇
よみがな:いさみ ゆう ニックネーム:勇 年齢(作品時):17歳 性別:男 国籍:日本人 住まい:ノヴィス・ノア 性格:神経質で自己中心的 好きな食べ物:トマト 物語上での目的:人類と地球を救う トラウマ:ユウ・グランを苦しめることができず、穏やかな死を迎えさせる
宇都宮比瑪
よみがな:うつみや ひめ ニックネーム:比瑪ちゃん 年齢(作品時):18歳 身長:161cm 体重:46㎏ 性別:女 国籍:日本人 住まい:ノヴィス・ノア 所属:ノヴィス・ノア 性格:面倒見がよく世話好き