獄・さよなら絶望先生のあらすじ・作品解説
「獄・さよなら絶望先生」は「さよなら絶望先生」のTVアニメ二期である「俗・さよなら絶望先生」と三期である「懺・さよなら絶望先生」の間に発売されたOVA作品である。上・註・下の三部作であり上と下は久米田康治の描く原作の15巻と16巻の初回限定盤に特典として同梱、註は単体で発売された。 世の中にすぐに絶望し、自殺したがる絶望先生こと糸色望と、彼が担任を受け持つクラスの生徒によって展開される学園ブラックコメディである。生徒もものごとをポジティブにしか受け取ることのできない風浦可符香やストーカー気質の少女常月まとい、几帳面が行き過ぎて狂気的な行動に走ってしまうことも多々ある木津千里など一癖も二癖もあるキャラクターばかりであり、ツッコミが不足することも多い。 「獄」ではTVアニメシリーズと同様に原作から抽出された話が映像化されたが、下に収録されている「一本昔ばなし」のみは久米田が脚本を書き下ろしたアニメオリジナルストーリーである。
獄・さよなら絶望先生の評価
獄・さよなら絶望先生の感想
表現の自由度が高いOVA作品
やりたい放題が激化!?電波放送されることを前提としていないOVA作品だけあって、表現の制限が緩いことは大きいです。特に、「獄・さよなら絶望先生」で感じたのが、明らかに血しぶき描写が多いように感じました。あるあるネタや社会風刺ネタ、有名人いじり、他マンガ・アニメネタにおいても、際どく攻めるのか、と思っていました。しかし、思いの外、そちらの過激度は抑え目であった印象は強いように感じます。もっと、やりたい放題やっても…という期待が強かっただけに、抑え目だった印象が強いのかもしれません。ただ、地上波で放送されていたこれまでのシリーズと比較したら、回によっては際どい表現はありました。地上波で放送できないネタも少なからず、あったように感じられます。特に、ミサイルネタ、石破元防衛大臣ネタにおいては、思いっきり飛ばしている印象を受けます。そういった部分では、この辺りで満足しておかないといけないのか、と...この感想を読む