ミヨリの森のあらすじ・作品解説
ミヨリの森は、2007年8月にフジテレビの「土曜プレミアム」の夏休み企画で放送されたアニメである。原作は小田ひで次の漫画。監督は「火垂るの墓」「もののけ姫」「時をかける少女」などで美術監督をした山本二三である。 声の出演は、ミヨリ役が蒼井優、おばあちゃん役が市原悦子、カノコ役が天野ひろゆき、主題歌を歌った元ちとせが一本桜の精の役、フジテレビのアナウンサーも多数、声優に挑戦していることで話題になった。 田舎の祖母の家で暮らすことになった11歳のミヨリは、祖母の家の近くの奥深い森で精霊に出会い、森を守ってほしいと頼まれる。 不仲な両親を見てきたせいか人に対して心を閉ざしていたミヨリだが、だんだんと田舎の暮らしや精霊や自然との関わりの中で心が癒されていく。 しかし森がダムに沈んでしまうことを知り、精霊たちと阻止する行動に出る。 孤独だった少女が森や精霊と出会ったことから、自分自身を生きていくことに気づいていくアニメ作品である。
ミヨリの森の評価
ミヨリの森の感想
初めて見た時は衝撃的でした
作品の始まりは、主人公ミヨリが親の離婚で都会から田舎の祖父母に預けられる事になる。しかも家庭内が荒れていたため性格もキツくなり学校では孤立し、性格も荒んでいる。というような身近な正直ドロドロとした展開で始まります。けれど森の精霊達や新しい友達、大自然の中で優しく正義感の強い勇気のある少女へと変わっていきます。そして森が村がダムに沈むかもしれないという危機に直面した時、ミヨリは精霊達と力を合わせ森を守ります。私がこの作品に一番心惹かれたのは何よりミヨリの変化。周りも自分すらも信じられない、自分は一人で生きていく。というようなドライな性格だったのが精霊達に振り回され、田舎の子供達独特な人懐っこくて多少キツイ事を言われても軽く流せるような…気軽で優しい子供達とのふれあい。都会では意地を張って終わりだったのに、田舎のガキ大将相手にそれは通じなくてドッチボールや鉄棒ではライバルの様に張り合う。そ...この感想を読む