空から降る一億の星の評価
空から降る一億の星についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にドラマを観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
空から降る一億の星の感想
純粋に”傑作”
月9でラブサスペンスという意外性当時月9のドラマでラブサスペンスが放送されるということ自体がまず珍しかった。月9といえば恋愛ドラマが主流だし、そうでなくてもとにかく明るいドラマが多かった。このドラマは明るさとは正反対で、終始暗い内容が続く。脚本家の北川悦吏子ももともと恋愛ドラマを主流としてドラマを描いてきた人だが、ラブサスペンスである今作こそ彼女の傑作ともいえると思う。要点だけを見ていくと確かに女性の作家が書きそうな内容がたくさんある。財閥の娘とコック見習いの不釣り合いな恋愛関係や、刺されたことで記憶を取り戻す件、この物語のポイントである恋愛関係にあった二人が実は兄弟であったという設定、あらゆる展開で少女漫画のような筋書が使われている。これらのある種わかりやすい題材はドラマを生々しくみづらいものにしがちだと思うが、結果としてそうならなかったところが一つ良かった点だと思う。重くならなかった要...この感想を読む