コードギアス 反逆のルルーシュ R2の感想一覧
アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」についての感想が6件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
全てが収束する『コードギアス』最終章
人気シリーズの完結編ピカレスクロマンとロボットアクションを混ぜ、人気を博した『コードギアス 反逆のルルーシュ』。その後編であり完結編が『コードギアス 反逆のルルーシュ R2(以下、R2)』である。『コードギアス 反逆のルルーシュ』から引き継いで、記憶を無くしたルルーシュの学園パートから『R2』の物語がスタートする。再びブリタニアへ反旗を翻すなかで、異母兄シュナイゼル、ナイトオブラウンズになったスザク、最愛の妹ナナリー、そして黒の騎士団など、ルルーシュは様々な敵と戦うことになる。ルルーシュは、生死をかけたバトルの意味でも、イデオロギーの意味でも、立ち向かってきた全てと決着をつけなければならないのだ。最終的には、ルルーシュの味方はほとんどいなくなり、母親とすら決別するようになる。途中で懐刀のジェレミアと、最大の障害であったスザクを味方につけるものの、ルルーシュはナナリーを救うという当初の目的から...この感想を読む
卜部さん
一期のラストの衝撃的な引きから待ちに待ってついに、第二期であるR2が始まりました。いきなり何もなかったかのように学生生活を送っているルルーシュと、本来ナナリーがいるべきところにいるルルーシュの「弟」ロロには驚きましたが、どうやら皇帝のギアスで偽の記憶を植えつけられているということが分かり納得。っていか無理もないけど普通にスザクに負けてしまったルルに一笑。さて、どう展開が進むことかと思いきやカレンとC.C.が早速登場。ルルがいない間にそれなりの信頼関係を結んだらしく普通に話してた二人に少し驚きました。そして彼女ら黒の騎士団の残党の活躍によりルルーシュはまるで一期の再現のようにC.C.によって記憶を取り戻すわけですが今回の一番のMVPは卜部さんでしょう。ルルーシュ、いやゼロの正体を知っても彼を信じて彼らを逃がすために自ら囮になった卜部さん。「四聖剣とは虚栄に非ず!」の言葉を残して散った卜部さん。冗談抜き...この感想を読む
前回から引き続き、おもしろさ継続
R2は二期ということで、前回の最終回で黒の騎士団をおきざりにし、しかもスザクやカレンに正体がバレ、その上スザクにはブリタニアの王であるルルーシュの父の前に晒されるという最悪な展開でしたが、その最悪な状況からどう脱するか、というお話しになります。記憶を失った状態のルルーシュでも、ルルーシュの哲学、考え方がきちんと反映されていて、彼の真っ直ぐな革命心が伝わってきて非常に好感を持ちました。(カレンのサービスシーンもありましたしね)そしてCCも戻って来てくれ、しかも暴走したギアスもなんとかなり・・・よし、ここからルルーシュ復活――みたいな感じです。まだまだこれからもずっと活躍してくれ!と応援したくなります。
素晴らしい出来
ルルーシュが記憶を取り戻すシーンがカッコよすぎます。正直、前作のルルーシュはただの悪者というイメージが強かったのですが、記憶を取り戻したルルーシュは完全悪という感じで、ここまでぶっ飛んでると逆にかっこいいですね。前作では、ルルーシュとスザクのどちらかといえばスザクの方が好きだったんですが、R2だと逆転してルルーシュの方が好きです。第一話で復活したルルーシュの冷徹な振る舞いはゾクッときます。あと気になることとしては、やはり前作と比べてグラフィックが向上してますね。volume01ではオープニングでしか見れませんが、ロボもかなり進化していてデザインも良いです。
反逆の物語、完結
今回の作品でコードギアスの物語は完結します。ということでこの作品はコードギアススペシャルエディション第二作目。二期となったコードギアスR2を特別編集した完結作品となっています。正直R2からは色々と雰囲気が変わったかなと個人的に思いました。1期はジェットコースターのように怒涛の展開で魅せる作品でしたが前作が動としたら今回は静かと。まぁ、終わりに向かっていくのですからある意味正しい流れでもありますね。とはいえ、最後の展開だけは正直予想外でした。まさか本当にああするとは・・。孤独の王の道を選んだ主人公。ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの最後の物語。是非その目で見届けてください
エンターテイメント
ロボットアニメとして、勢いもノリもいい素晴らしいアニメだったと思います。やや駆け足な部分もありましたが、それも気にならないくらいの良作でした。ただご都合主義がどうしても許せない方にとっては、このアニメは苦痛かもしれません。また主人公に感情移入できない方も、不快感を覚えるアニメです。各回の引きは絶妙な加減で、とても続きが気になってしまいます。放送当時は次週がものすごく楽しみで、ワクワクしながら待っていました。キャラもストーリーも見応えのあるものです。よく1期と比べられ、あまり良くないという評価を受けがちですが、私個人としては、1期の伏線回収や、キャラの心情の変化などきちんと描かれており、納得のできる2期でした。ぜひ1度手にとって貰いたい作品です。