アナザヘヴン eclipseのあらすじ・作品解説
アナザヘヴンeclipseは、テレビ朝日ANB系列で2000年4月20日から同6月29日にかけて、全11回のシリーズで放映されたテレビドラマである。 本作は角川書店刊行の小説ASUKAで1995年より連載されていた飯田譲治と梓河人によるホラー小説を原作とした作品で、この原作と同名の劇場版作品である「アナザヘヴン」の公開に先駆けて放映が開始され(映画は2000年4月29日に公開)、公開中の映画のストーリーにドラマの内容をリンクさせるという特殊なメディア展開がされたことで話題となった。 劇場版は原作と同様の猟奇殺人事件をテーマとした内容になっているが、ドラマ版のアナザヘヴンeclipseでは女性の連続失踪事件をテーマに、主演の「大沢たかお」が演じる刑事、皆月悟郎が事件の真相を追う中で、常識から遠くかけ離れた不可思議な出来事に翻弄されていく姿が、時に恐ろしく、時にコミカルに描かれるファンタジー要素が色濃く押し出された作品になっている。