アルジャーノンに花束をのあらすじ・作品解説
「アルジャーノンに花束を」は、関西テレビとMMJで制作され、2002年の10月8日から12月17日まで11回にわたってフジテレビ系の「火曜22時枠」で放送されたドラマである。最高視聴率は、14.5%、平均視聴率は11.1%であった。 このドラマは、アメリカ合衆国の作家ダニエル・キイスの作品である「アルジャーノンに花束を」が原作となった。1959年に中編小説として発表し、翌年ヒューゴー賞を受賞した作品である。この作品は知的障害を持つ少年が臨床試験の被験者に選ばれ、その後高い知能を持った主人公や周囲の人々はどのように変化していくのかが描かれている。主人公のチャーリー・ゴードンは藤島ハルとしてユースケ・サンタマリアが、ハルの通う夜間学校の教師、遠矢エリナを菅野美穂が演じた。 2015年には、TBS系の「金曜ドラマ」枠でもテレビドラマとして放送された。主人公は山下智久が演じ、脚本監修は野島伸司が務めた。
アルジャーノンに花束をの評価
アルジャーノンに花束をの感想
友情物語
原作はアメリカのSF小説何度も映画化、ドラマ化されている不朽の名作。2015年TBS系で金曜10時~放送された。知的障害がある28歳の青年が脳手術によって知能が高まり、そこから起こる葛藤や苦悩を描く。しかし今回のドラマは、知的障害がある青年と、その仲間とのヒューマンドラマ、といったほうがピンとくるように思う。山下智久演じる白鳥咲人の純粋さが輝かしい。その咲人を支える仕事仲間の柳川(窪田正孝)と檜山(工藤阿須賀)がとても印象的だ。それぞれに抱えた問題、やるせなさから、時として咲人を利用したり、ぶつかったりもするのだが、いつも最後には仲がいい姿を見せてくれる。この三人がドラマの中心となり、原作とは異なる友情物語を完成させている。そこがこのドラマの魅力といえると思う。特に窪田正孝がいい。柳川隆一というキャラクターを奥深くまで理解して演じていることがよくわかる。本気モード、おしゃらけモード、本当は...この感想を読む
人権は尊重されるべき
大好きなドラマの一つです!人権、福祉目線からも深いテーマだと思います。主人公は障害者としてこの世に生まれたけれど、母親はその事実を受け入れられず、健常者である妹ばかりを大事にしてしまう。でも、障害者だと自覚していない本人は、なぜ母親に冷たくされるのか分からない、もっと褒めてほしい、もっと愛してほしいと切実に願う。私は福祉大学出身なので、そういった事案をいくつも学んできました。やはり、このドラマにもあるように、現実でも、障害者の親は常に葛藤の毎日です。周りとは違う、うまくいかない。もちろん親も子も誰も悪くないのに、周りとの差がどうしてもプレッシャーになる。うちの子は普通じゃないんだって思う親が多いのが事実です。そうじゃなくって、福祉の観点からすれば、この子はこういうことをするのがただ苦手なだけ、そう思うように促しています。しかし、実際には本当に難しい問題ですよね。親元を離れたとしても、ま...この感想を読む
アルジャーノンに花束をの登場キャラクター
柳川隆一
年齢(作品時):25歳 性別:男 性格:頭の回転が速く,何でもそつなくこなす。 特徴:仕事も高いレベルでできる能力があるが、世間に対して投げやりな気持ちが強く全力を尽くして仕事を取り組むことをバカバカしいと思っている。 趣味:株 特技:イカサマ トラウマ:尊敬する父親の浮気を発見 職業:花の配送センター ...
藤島ハル
よみがな:ふじしまはる 性別:男性 性格:明るく優しい 口癖:素晴らしい 母:佐智代 仕事:桜井パン屋 学校:夜間学校 病気:知的障害 知能:知能は七歳ほど 手術:脳手術