いつも心に太陽をのあらすじ・作品解説
いつも心に太陽をは、TBS系列にて毎週金曜日に放送されていた日本のテレビドラマである。 このドラマの脚本は、「ガッコの先生」などの脚本で知られる小松江里子、主題歌は藤川賢一の「大切な君の胸へ…」だった。 この作品は、西田敏行演じるさえない中年の独身サラリーマン福田裕次郎と観月ありさ演じる余命僅かの女子高生高井智恵子の純愛を中心に描いた作品である。また裕次郎と智恵子の話に平行して小林稔侍演じる既婚のサラリーマン林田浩と遠山景織子演じる魔性の女子大生・水原京子の不倫愛も描かれた。 他の主な登場人物たちは、袴田吉彦演じる智恵子と同じ病院に入院していた少年・葵忍、野村祐人演じる京子に付けまとう不良グループのリーダー相川俊男、鮎川誠演じる智恵子の父・高井三樹夫、 絵沢萠子演じる林田の妻・林田典子、渡辺典子演じる智恵子の継母・高井真由美などである。 ヒロインの智恵子という名前は、高村光太郎の代表的作品「智恵子抄」から付けられており、劇中にもこの詩集が登場している。
いつも心に太陽をの評価
いつも心に太陽をの感想
中年男性の年齢を超えた純愛。
90年代を代表する美少女といわれる観月ありさ。その観月ありさが透明感溢れるみずみずしさで演じる病気の少女、智恵子と、西田敏行演じる冴えない中年男性裕次郎と恋に落ちる、それはありえない設定でありながら、信じられないほど純愛です。同時進行で、裕次郎の上司で小林稔侍演じる林田は妖艶な美しさを放つ大学生、遠山景織子演じる京子と不倫関係に落ちてしまいます。京子は恋人と共謀して林田から金を巻き上げるつもりでいたものの、は次第に林田に心を寄せていきます。家庭も壊れれ職場の地位も失った林田は、実は本当の愛に飢えていた京子の心の奥に気付き、最後は京子といることを決めます。智恵子と同じ病院に入院し、美しい智恵子と中年男裕次郎の関係に言及をする病弱な美少年は、当時ジュノンボーイからドラマ初出演となる俳優、袴田吉彦が好演。これも見逃せません。智恵子の背景にある複雑な家庭関係などドロドロした世界観は当時ブレイクし...この感想を読む