ひぐらしのなく頃にの感想一覧
アニメ「ひぐらしのなく頃に」についての感想が8件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
物語構成が斬新過ぎて!!
ふりだしに戻る!?リメイクされたアニメ作品で、キャラクターの設定変更、物語の構成変更などがある作品はあると思います。例を挙げれば、「エヴァンゲリオン」という作品は、原作アニメシリーズから、劇場版アニメ「序」「破」「Q」、そして未公開の4作目で完結するといわれる劇場版シリーズで、物語の展開が大きく変更されました。しかし、ひとつの作品の中で、急に幾度となく話が「振り出し」に戻り、そこから物語の展開が変わっていく不思議な構成をされている作品ですね。観ていて違和感があります。構成の段階で色んな物語展開を枝分かれさせ、結末を色々と想定されたのでしょう。その全てのバリエーションを作品ひとつに全部詰め込んだというイメージが強いですね。マルチエンディングの選択型シュミレーション、アドベンチャーゲームがあったとしたなら、その全てをひとつの作品にブチ込んだという画期的な取り組みをした作品といえるのでしょうか...この感想を読む
「正解1%」と謳われた作品
『ひぐらしのなく頃に』は萌え絵な絵柄とは裏腹に、狂気を秘めたサイコホラーサスペンス作品です。私は当初偶然冒頭からオープニングをすっ飛ばして観ていたので「なーんだ、可愛い女の子にモテるだけのハーレムアニメか」ぐらいにしか思っていなかったので、話が進むにつれて予想とのギャップにとても驚かされました。この作品の怖さはやはり、雛見沢という村の田舎独特の慣習や因習。登場人物たちはもともとそれぞれが問題を抱えているのですが、オヤシロ様や村への恐怖を引き金にそれが一気に狂気にかわっていくのは本当に恐ろしかったです。猟奇殺人のシーンなど刺激が強いですが、「正解率1%」と謳われた作品ですのでサスペンス好きにはおススメです。
扉の向こうにいるのは誰・・・?
萌え系な絵柄とは裏腹に、オープニングから主人公圭一の滅多打ちの殺人シーンという過激な始まり方。主人公の身にいったい何があったの!?と引き込まれます。そして、不安を煽るようなOP曲。萌えっぽいキャラ・話の進み方と恐怖を煽るシーンとのギャップが今までにないホラーで面白いと思いました。ED曲のメロディ・映像もどこか気持ちを不安にさせられるような雰囲気。3話までは雛見沢の過去の事件やオヤシロサマの祟りについての謎について明かされていく。そして圭一の身にどんどん危険が迫ってきて・・・!?最初の和気あいあいとしていた雰囲気は次第に消えていき、友達が変貌していくのが怖いです。大石さんが明かす友達たちの過去も怖い・・・。誰を信じればいいのかわからなくなっていきます。
グロいです
グロテスクな表現が苦手な私ですが確か放送開始前に見た少女がセーラー服で大きな刃物を持って立っているTVCMに惹かれたのと、評判が高かったため気になって見てしまいました。ですがすぐに後悔しました。とにかく怖いです。人が沢山死にます。狂っていきます。見たことをこんなに後悔した作品はなかなかありません。暫くトラウマになったほどです。放送後も数年間は夏になるとひぐらしが鳴く度に思い出してしまっていました…ただやはり内容は続きが気になり見続けましたが、ストーリー展開などしっかり作られていて、最後まで退屈することなく見れました。キャラクターがちゃんとたっているし怖いけれど魅力的です。グロ耐性がある方はいいですが、ない方には、特に夜中に見ることはお勧め出来ないアニメです。
食わず嫌いだったひぐらし
正直に言って、最初の頃はひぐらしに対してあまり興味がありませんでした「怖いとは聞くけど、どうせ萌え作品なんだろ?」というようなうがった見方しかしていなかったのですしかし、漫画化、アニメ化、ゲーム化、パチスロ化と様々にメディアミックスされていくのを見てこれはどうやら様子が違う様だぞと思いようやく重い腰を上げて見てみることにしたのですすると……ごめんなさい私が間違っていました確かに萌え要素もあるのですが、それ以上にストーリー性が高く思いもよらないような展開ばかりで夢中になってみていました一度見てみると萌えを含んだキャラだからこそ尚更ホラー性が高いということに気づき、各キャラの人気はそれを内在したもの、あるいは裏返したものなのでしょういやはや未だに人気があるというのもうなずけるものです
これは怖い。
とってもこわい。OPからして怖い。そして萌え系っぽい印象の女の子たちが出てくるのに、たまにふと見せる表情がとても怖い。目が特に。そして凄惨。それからオヤシロさまの謎だったり、どうしてこんなことになってしまったのかという謎が残る作品です。それは解答編で明らかになっているんですかね?とりあえず怖さを出す演出が無茶苦茶上手な話しだと思います。一人で夜中に見れないです。怖いから。主題歌の「奈落の花」は逆再生で聞くと面白い発見があるとあるらしいですが、一度逆再生で聞いてみたいですね。個人的にEDの「対象a」が好きです。サビ部分の盛り上がり方とかが好き。
引く程恐ろしい
まず、第一話のOP前いきなり広がるグロテスクな光景が見る人をどん引かせます。このアニメは、とにかく怖い。普段明るいキャラクターが見せるふとした表情がとにかく怖い。間を取るのがうまい。どうやったら恐ろしさを出せるのか、それを凄く心得ています。原作は同人ノベルゲーム。それも凄く絵が動くと言うわけではないはずなのに各キャラクターの動きの特徴もよく捉えて表情もよく捉えている分、普段のキャラクターの可愛さが映え恐ろしさが映えてしまうんです。一話見ると怖い怖いと思いながらついつい先に進んでしまうので一期に見てしまうと思います。また、OPもこのアニメに引く程あってる分くせになってしまいます。
惨劇に挑め
人気同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」のアニメ化ということで、期待感が高かった。昭和58年の雛見沢村を舞台に繰り広げられる惨劇を描いたストーリーはとても良くできていて、続きをどんどん見たいという気にさせられる。もっとも、このアニメでは原作からカットされている部分も多く、不満がないといえば嘘になるが。褒められる点は主題歌の良さ。作品の雰囲気にあった薄暗い雰囲気で恐怖を煽る曲調はお見事。次に声優。いわゆるアイドル声優の類は主役級にはおらず、脇役を含めベテランが多いのでレベルは相当高い。それと原作ではグロ描写が比較的多いのだが、何かと規制が多いアニメというメディアでも表現を頑張っている。