機動戦艦ナデシコの感想一覧
アニメ「機動戦艦ナデシコ」についての感想が5件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
アニメ版より映画版の方が人気が高い妙なアニメ
萌え系アニメの元祖ともいわれる『機動戦艦ナデシコ』アニメ『機動戦艦ナデシコ』の名を知っている人は多いだろう。90年代のSFアニメとしては、わりと有名な作品である。では、一体いつ、どこで初めてその名を知っただろうか?アニメから見た正統派であろうか。ゲ-ム『スーパーロボット大戦』シリーズからだろうか。それとも看板キャラクターであるホシノ・ルリからだろうか。いずれにしても、『機動戦艦ナデシコ(以下、ナデシコ)』は本家たるアニメ部分以外でも知名度を挙げた、一風変わった作品である。このため、『ナデシコ』を知っている人同士で『ナデシコ』の話をしようとするとき、思わぬ齟齬を感じることがある。面白かった、つまらなかった、そういった根本的な話はもとより、アキトの強さがどうだ、ルリの可愛さがどうだといった、側面的なことに話が及ぶことがよくある。それはつまり、『ナデシコ』本編のストーリーや展開よりもキャラクタ...この感想を読む
ギャグとシリアス
当時としては女の子キャラ+ロボットというのは(話題にならなかっただけで前からあったものの)珍しい作風でした。今では一つのジャンルとして当たり前に扱われているものですが、当時はエヴァからの流れを組み始めたばかりだったのです。またこのナデシコという作品は非常にノリが判断に困ることでも有名です。普段はギャグばかりだったりするのにあっさり登場人物が死ぬなど急にシリアスな面が出てきたり、とアキトならずとも空気の違いについていけなくなってしまうことも少なくありませんでした。とはいえ、ストーリー自体の筋は通っており名作ロボットアニメの一つであることは間違いないのであります。
膨大な人気を呼んだアニメ
劇場版まで作成された神アニメです。人気が凄く多く、当時アニメが放映されたときは見る人が多かったのです。アニメ自体はSFです。ロボットアニメなのですが、戦艦を指揮するのが、エリカという女の子なんです。しかもアキトという主人公にベッタリの普通の女の子で、いつも気付いてくれないアキトに対して猛烈なアタックをし続けます。そこには本当に感心します。そんな日常を繰り返しながら火星を目指して物語りは進んでいくのですが、ここで人気のキャラクターがいます。それはルリルリです。戦艦ごとオモイカネを元にハッキングしてしまうという技術を持っているのが特徴で、電子の妖精と呼ばれているのです。そんなアニメですが、内容とグラフィックは当時最高の物とされていたので、是非見てみて下さい。
エヴァとは違うロボット物
言わずと知れたエヴァンゲリオンとほぼ同時期にやっていた美少女系、ロボット物の元祖にカテゴライズされる作品だと思います。この頃から一気にアニメ=美少女物という図式が一気に加速していったような印象がします。この作品に影響を受けた人も結構いるのではないでしょうか。ストーリーは正直ありがちな感じがするロボット、戦艦ものって感じですが、何気にSF的な要素も考えられています。この1巻ではあまりホシノ・ルリが活躍しないので個人的には物足りないのですが、ミスマル・ユリカ役の桑島法子さんの若かりし頃の可愛い演技が見れます。色々ツッコミどころ満載なアニメですが、今では「モーレツパイレーツ」の監督でも知られる佐藤竜雄監督がうまくまとめています。
一言では書き表せない作品
この作品は美少女無表情メカアニメ内アニメ(70年代風)キャラソン人間の汚さといろいろな要素の組み合わさったアニメです。まぁなんと言ってもホシノ・ルリ抜きには語れないですね。ルリはもともとの初期設定では悪女というもので第1話とかではあまり可愛げの無いしゃべり方でした。それが放送とともに一気に人気が出て結果どんどんと可愛いキャラになっていきました。特にルリにフィーチャーした水の音は私の音では普段見せない表情や過去の思い出などとにかくルリへの愛が詰まった話です。また、アニメ内でも使われたあなたの一番になりたいはアニメ史に残る名曲だと思います!