るろうに剣心 明治剣客浪漫譚の感想一覧
アニメ「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」についての感想が4件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
志々雄真実 編の出来栄えは神クラス!
少年誌ジャンプに掲載されてる漫画が原作なので、本当に途中までは少年誌の王道をいくような爽快チャンバラアクション!特に志々雄真実 編の出来栄えは聖闘士星矢の十二支宮編や幽遊白書の暗黒武術大会に展開が近く、少年たちが熱くなりましたね。ただそれらと比較して、一戦一戦テーマがしっかり存在していたことが特徴といえるでしょうか。安慈和尚と左之助戦では、腐った連中や世の中の虐げられている弱者に対して、そして大切な存在を失ったことへの喪失感がテーマだったと思います。次に宇水と斉藤戦では、悪対悪、超人的身体能力と洞察力による心眼対決でした。守るプライドと貫く想いがテーマだったように思います。蒼紫と剣心戦では、己の弱さを認めることと乗り越えようとする意思、そして未来を託された蒼紫に、死んでしまった御庭番衆たちは何を望んでいるのか。宗次郎と剣心戦では、弱ければ死に、強い者だけが残る弱肉強食とうものへの警笛かな...この感想を読む
ヘビー級の恋は見事に、角砂糖と一緒に溶けた
るろうに剣心と言えば今の二十代三十代は少なからず影響を受けたものでありましょう。多少のオリジナル要素はあったものの、基本的には原作を忠実に再現したこのTVアニメ版は幅広い層に支持されました。一方で、TVアニメ版の人気の理由は内容の面白さだけでなくオープニングやエンディングで使われた名曲の数々によるものでもありました。ジュディマリの「そばかす」に始まりT.M.Revolutionやシャムシェイドに、川本真琴など90年代を代表するアーティストの名曲の数々が使われていたのです。るろうに剣心と各アーティストはそれぞれ単独でも名作品であり、名アーティストたちですがお互いがお互いを相乗効果により高めていたことも間違いない、というわけなのです。
るろうにの登場
このシリーズの最初の内容は「剣心」の登場から始まるのです。剣心の登場は「人切り抜刀斎」の汚名をきせられる所から始まるのです。剣心と薫の初対面に関してはなかなか愉快な感じにも思うような感覚にも思うのです。ですが、この話の流れにはかつての門下生でもある「比留間」の陰謀で神谷活心流を貶めようとするのです。薫は一度は誤解しかけたのですが、真犯人を見つけて挑むのです。返り討ちされるのですが、剣心の活躍で事を納める事が出来るのです。次の話では、弥彦が登場するのですが、最初はなかなか嫌味な感じにも思うのです。しかし、心の底は熱いものがあるのではないかとも思います。
勝海舟と剣心との出会い
この巻数からは「勝海舟」の登場にもなるのです。よく、教科書などでは勝海舟に関しては若かりし頃の写真にもなるのですが、実際にアニメで映像化される事で考え方、内容については教科書では分らないものも知れるので勉強出来るものでもあるのデはないかとも思います。ですが、この巻数については維新から明治の世になってから海舟がやり残した最後の仕事を行おうとするのですが、この時にはどの様なトラブルになるのかが予想も出来ないのではないかとも思います。要所では、この海舟は優しさの部分が出てきているのである事で本音である部分が見えてくるのです。剣心はこのような時でも助けるのです。その心意気が楽しみにも思います。