坂口安吾全集のあらすじ・作品解説
「坂口安吾全集」は、2016年時点で、冬樹社・ちくま文庫・筑摩書房から発行されている、坂口安吾の全集である。 冬樹社版は、昭和43年1月から昭和46年12月にかけて、全13巻が発行された。小説・評論・雑編にジャンル分けされており、1~6巻・10~11巻に小説、7~9巻に評論、12~13巻に評論が収録されている。 ちくま文庫版は、平成元年12月から平成3年9月にかけて、全18巻が発行された。冬樹社版とは異なり、ジャンル分けはされていない。 筑摩書房版は、1999年5月から1999年8月にかけて、全17巻が発行された。筑摩書房版は、作品を発表された年代順に収録されている。また、初期作品である「山麓」「花の確率」「意識と時間との関係」など、冬樹社版・ちくま文庫版には未収録差の作品が、多く収録されているのが特徴である。また、1946年以前の作品は旧仮名遣い、1948年以降の作品には新仮名遣いが適用されている。