ホンモノの日本語を話していますか?のあらすじ/作品解説

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ホンモノの日本語を話していますか?

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ホンモノの日本語を話していますか?の評価

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ホンモノの日本語を話していますか?の感想

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言葉と感情

恩に着せるような言い方をしない御主人が仕事場で働いていらっしゃる。帰ってきたとき奥様がお茶を入れる。お茶を入れて御主人のところに持ってくる。そのとき何と言うか。「あなた、お茶が入ったわよ」。これはすばらしい日本語である。「お茶が入ったわよ」と言っても、お茶は自然に入るものではない。お茶が入るためには、奥様はお湯を沸かし、急須にお茶の葉を入れ、お茶碗に注ぎ、適当なお茶菓子を添える。それだけの手間をかけているのである。「あなた、お風呂が沸いているわよ」「あなた、ご飯ができたわよ」「布団が敷いてあるわよ」。全部自然にできているように、自分がしたということをいっさい言わない。私は、自分が相手に何かをしたときに、恩着せがましく、「やってあげたよ〜」と言ってしまう。例えば、お風呂掃除をしたときである。母に「お風呂掃除やったよー」と、完了を伝えるのではなくて、わざわざ「ありがとう」を求めるために言っ...この感想を読む

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  • りんごりんご
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